SOLIDWORKS PCB 2018

SOLIDWORKS PCB 2018 がリリースされました。ドキュメントサイト を確認すると ” Released:  18 October 2017 – Build: 169 “となっており、すでに一カ月前にリリースされていた事になります。SOLIDWORKS 製品は毎年メジャーアップデートが行われ、この SOLIDWORKS PCB 2018 もこのスキームに沿った新バージョンです。

この SOLIDWORKS PCB 2018 では利用価値の高い 6 つの機能追加と改良が行われています。以下はドキュメントサイトの ” New in SOLIDWORKS PCB 2018 “からの引用です。

  • データベースリンク

    データベースリンクファイルにキーフィールドを定義する事よって、SOLIDWORKS PCB の回路図シンボルと外部データベース内のテーブルとをリンクさせる事ができます。データベースリンクファイルはデザインプロジェクトまたはライブラリに追加・保持され、外部データベース内の情報を回路図上の部品またはライブラリ内の部品に反映する事ができます。このデータベースリンク機能では、OLE DB により外部データベースとの接続を行います。OLE DB をサポートしていないデータベースにも、ODBC(Open Database Connectivity)インターフェイスを介してアクセスできます。

  • パラメータマネージャー

    データベースリンクファイルの設定の為に、パラメータマネージャーが追加されました。このパラメータマネージャーで設定を行う事によって、設計者は任意の ODBC データベースに接続する事ができます。そしてこれらのデータベース上のデータを SOLDIWORKS PCB の回路図ドキュメントに取り込み、部品シンボルの属性して反映させる事ができます。

  • シンボルウィザード

    シンボルウィザードが追加され、回路図シンボルとピンの生成、基本設定を容易に行えるようになりました。

  • IPC 準拠のフットプリントツール

    IPC フットプリントウィザードと IPC フットプリントバッチウィザードにより、IPC7351 に準拠した PCB フットプリントを容易に作成できます。この IPC フットプリントウィザードではコンポーネント自体の寸法情報を使用し、IPC によってリリースされたアルゴリズムに従って適切なパッドおよびその他のフットプリントのプロパティを計算します。

  • CSTエクスポート

    CST シミュレーターとの統合をサポート。SOLIDWORKS PCB と CST シミュレーターとのリンクに必要な設定と、ファイルの出力が可能になりました。

  • パーツプロバイダー

    新しいパーツプロバイダー機能により、回路図上の部品と市場に流通している部品とを容易にリンクさせることができ、回路図作成の段階でサプライヤが提供する部品情報にアクセスできます。

これらの新機能はどれも利用価値の高いものですが、中でもシンボルウィザードと IPC フットプリントツールは、部品作成の省力化に役立つ大変便利な機能であり、一度使えば手放せ無くなるはずです。

SOLIDWORKS PCB を速攻レビュー

SOLIDWORKS PCB の評価版を試しましたので簡単に報告します。

インストール

プログラムは DVD で提供されており、インストールは SOLIDWORKS HELP サイトで説明されている手順に沿って行いました。。

インストールは PCB サービス、SOLIDWORKS PCB 共に特に問題なくが完了しました。プログラムを起動すると認証画面が表示され、認証すると製品版、認証しないと評価版として動作します。

インストールの直後には画面は英語で表示されますが、システムプリファレンスの設定変更により、日本語に切り替える事ができます。

これらの操作は全てうまくいき、製品版と同じ機能を持つ評版が使えるようになりました。

第一印象

最初はリボン形式のメニューに戸惑いましが、メニュー下のワークスペースは見慣れた Altium Designer の形が保たれており、それほど違和感を感じる事はありませんでした。

またインストール直後の画面は英語ですが、日本語への切り替えができ、その方法も Altium Designer と同じでした。

しかし、環境を設定する為にシステムプリファレンスの画面を開いてみたところ、設定項目がかなり減っています。これは機能がそれだけ削減されている頃を意味します。このため「Altium Designer よりもかなり機能が少ない製品」という印象を持ちました。

Altium Designer で保存したファイルが読み込めるか?

編集機能の充実度よりもむしろ、手持ちのデータが利用できるかどうかが気になります。そこで、手元にあった Altium Deisigner の初期のバージョンで保存されたプロジェクトファイル(.PrjPCB)を読み込んでみました。

その結果 PCB(.PcbDoc)は import コマンドでしか読めませんでしたが、 回路図(.SchDoc)はそのまま開く事ができました。 また新しい世代の .PcbDoc ファイルはそのままでは import できず、PCB 5.0 のフォーマットで保存し直す事が必要でした。

Altium Designer で保存したファイルの読み込み

File – Open(開く)及び File – Import のフォーマット選択ウィンドウを見ると、多くのフォーマットがサポートいされている事が分かります。

File – Open(開く)

File – Import

Altium Designer の PCB/回路図以外に、これだけのものが読めれば申し分ありません。

Altium Designer のライブラリが使えるか?

実際に組み込んでみたところ、Altium Designer の個別ライブラリと統合ライブラリのどちらも利用できる事が分かりましたました。また画面上のコマンドから、サプライヤーリンク機能が付いている事を確認しました。しかし Altium の Vault ライブラリを利用する機能はありませんでした。

ライブラリのファイルフォーマットそのものが Altium Designer と同じであり、読み込み時に変換される訳ではありませんので、 Altium Designer 用に作られたライブラリを安心して利用できます。

Altium Designer のフォーマットで保存できるか?

Altium Designer のフォーマットでデザインファイルが保存できれば、Altium Designer と双方向でやりとりができます。そこでまず PCB データをを保存してみたところ、デザインファイルは .SWPCBdoc という拡張子を持つ SOLIDWORKS PCB 独自のフォーマットでしか保存できないい事が分かりました。この .SWPCBDoc は Altium Designer の .PCBDoc と互換性がありません。しかし Ver 17.0.8 以降の Altium Designer ではこの .SWPCBdoc ファイルが Import コマンド読み込めますので、それほど不便を感じる事は無いはずです。

また、プロジェクトファイル(.PrjPCB)と回路図ファイル(.SchDoc)、およびライブラリファイルは、Altium Designer と同じフォーマットで保存され、Altium Designer でも利用できることが分かりました。

ファイルの入出力仕様についての総評

Altium Dsigner のファイルの多くがそのままま読める事に加え、インポーターが充実しており、入力環境は申し分ありません。しかし、出力については万全とはいえません。CAM フォーマットは新旧のフォマットがしっかりサポートされているものの、デザインファイルはネイティブフォーマットでしか保存できず、Altium Designer 以外のツールにデータを渡す事ができませせん。

このように、バリエーション豊かな入力に対して出力は 1種類に固定されており、データを再利用したい場合には不便です。

SOLIDWORKS PCB の編集機能は Altium Designer と、どれくらい違うのか?

SOLIDWORKS PCB の機能は Altium Designer と同等という前提で調べ始めましたが、システムプリファレンスを開くと、設定項目が Altium Designer の 3分の 1くらいしかなく、とても Altium Designer の同等品には見えません。

そこで、備えられているコマンドについて、その種類と内容を調べてみたところ、Altium Designer ではなく、その下位製品の CircuitStudio と同等である事が分かりました。評価版を試すまでは、Altium Designer の同等品だと思い込んでいたのですが、これは見事に覆されてしまいました。

SOLIDWORKS PCB で省かれている機能について

Altium Designer との住み分けの為か、多くの機能が省かれており、FPGA 配発環境、伝送線路シミュレーター、ガーバーエディターがまるごと無くなっています。従いこのSOLIDWORKS PCB は、”回路図エディタ” + “A/D 混在シミュレーター” + “PCB エディタ” というツール構成になっています。

そしてそれぞれのツールについてもも、ウィザードや表形式の編集機能などのお助け機能や、半自動機能、ドキュメント/データ出力機能が軒並み省かれています。

例えば、回路図エディタでは、

  • XSPICE フォーマットのネットリストだけしか出力できない
  • デバイスシート機能が無い
  • 表形式の編集機能(SCH List)が無い
  • スマート PDF機能が無い

また PCB については、

  • 配線の押し退け機能が無い
  • 面付ができない
  • 極座標グリッドがサポートされていない
  • スマート PDF機能が無い
  • 高速回路用のルール設定項目が丸ごと省かれている
  • ネイティブバイナリのフォーマットだけでしか保存できない。

これらは、ざっと見渡してすぐに気付いたところをだけを書きだしたものです。他にも多くの機能が省かれており、全体的には必要最小限の機能だけでまとめ上げられたシンプルな製品という印象です。

SOLIDWORKS PCB には、回路図から PCB ネットリストが出ない事や、PCB データがネイティブバイナリでしか保存できない事などの難点があり、データの受け渡しに困る場面も出てきそうです。しかしこれは、SOLIDWORKS PCBとの互換性を持つ Altium Designer の併用によって、補完する事ができます。

SOLIDWORKS PCB のポジショニング

PCB Connector によって SOLIDWORKS 3D-CAD とシームレスに連会できる PCB CAD は Altium Designer と SOLIDWORKS PCB しかありません。よって PCB Connector の機能を使いたい場合には、この2製品からの二者択一になり、SOLIDWORKS PCB は Altium Designer の廉価版という位置づけになります。

また Altium Designer(17.0.8以降) と SOLIDWORKS PCB には双方の互換性がある為、この両方を導入し SOLIDWORKS PCB を Altium Designer の子機として使う事もできます。

その他にもいろいろと効果的な使い方が考えられますが、もし PCB Connector の機能を省いた安価なバージョンがラインナップされれば、SOLIDWORKS PCB はさらに用途が広がり、汎用性の高いものになるのではないかと思うのですが、如何でしょうか?

機能的にも価格的にも肥大化した Altium Designer に対して、シンプルで手軽な価格の下位製品を望む声が強まってきています。この SOLIDWORKS PCB はそのニーズに応える事ができる、絶好のポジションにある製品だと思います。

SOLIDWORKS PCB を試しました

SOLIDWORKS PCB の評価版が入手できましたので早速試してみました。

一通り、機能の確認を終えた後の印象としては、Altium Designer の基本機能とクオリティーを備えた、シンプルな製品として大変好感の持てるものでした。しかし残念なことに、Altium Designer のように豊富な機能を備えた製品ではありませんでした。

そしてその後の調査によって、SOLIDWORKS PCB は Altium Designer の下位にラインナップされている CircuitStudio とほぼ同じものである事がわかりました。

この SOLIDWORKS PCB のレビュー はただいま準備中です。 を投稿しました。(訂正:2017年11月 8日)

また、今日の日付け以前のこのブログでの解説に、実際のSOLIDWORKS PCB の機能ととは異なる箇所がある事が判明しましたので、追って訂正いたします。内容を訂正しました。(訂正:2017年11月 8日)

SOLIDWORKS PCB のよくあるお問合せ

更新: 2017年10月31日

  1. SOLIDWORKS PCB の開発元は?

    SOLIDWORKS PCB は Altium で開発された製品です。 Altium では主力商品である Altium Designer を自社ブランドで販売する以外に、いくつかの製品を OEM 供給しており、この SOLIDWORKS はその OEM 製品のひとつです。

  2. SOLIDWORKS PCB  はどこで買えますか?

    SOLIDWORKS 3D CAD の販売店から購入できます。

  3. SOLIDWORKS PCB のラインナップは?

    SOLIDWORKS PCB のラインナップは、回路図エディタと PCB エディタを統合した製品が 1種類あるだけで、単独の回路図エディタ等は用意されていません。

  4. Altium Designer とどこが違いますか?

    メニューバーが SOLIDWORKS 3D CAD と同様のリボン形式のものにに置き換えられています。機能的にはかなりシェープアップされており、肥大化した Altium Designer と比べるとシンプルで使いやすい製品に仕上げられています。また SOLIDWORKS PCB には、Altium Designer では別売り(60万円)されている PCB Connector が標準装備されています。

  5. ライセンスはどのように提供されますか?

    Altium Designer とは異なり SOLIDWORKS 社のサーバーからライセンスが提供されます。このためライセンスの種類は SLIDWORKS 社の他の製品と同様、スタンドアロンとネットワークの 2種類となり、オンデマンドタイプのライセンスはありません。

  6. 部品ライブラリはどのような仕組みになっていますか?

    Altium Designer と同じように、個別ライブラリ、統合ライブラリがサポートされており、Altium Designer 用のライブラリがそのまま利用できます。また Altium Designer と同様のサプライヤーリンク機能を備えています。

  7. Altium Designer で作成したファイルを読み込めますか?

    Altium Designer で作成した PCB プロジェクト、回路図と回路図ライブラリ、PCBとPCB ライブラリ、統合ライブラリの各ファイルを読み込んで使用できます。

  8. SOLIDWORKS PCB で作成したファイルを Altium Designer によみ込めますか?

    PCB のデザインファイルは .SWPCBdoc という拡張子を持つ SOLIDWORKS PCB 独自のフォーマットで保存され、Altium Designer の .PcbDoc とは互換性がありません。しかし Ver 17.0.8 以降の Altium Designer にはこの .SWPCBdoc ファイルのインポーターが付いていますので、SOLIDWORKS で設計した PCB のデータを Altium Designer に読み込んで利用する事ができます。 プロジェクトファイル(.PrjPCB)と回路図ファイル(.SchDoc)、およびライブラリファイルは、Altium Designer のネイティブフォーマットで保存されるため、File – Open でそのまま開けます。

  9. 他社製品さ作成したデータを SOLIDWORKS PCB で再利用できますか?

    OrCAD、PADS、Allegro、Expedition PCB、EAGLE など、主要な PCB CAD で作成されたデザインデータの読込機能を備えています。 この機能により、他社の様々な CAD で保存されたデータをそのまま読み込む事ができますので、他社との連携やデータの再利用が容易です。

  10. 面付けはできますか?

    面付け機能はありません。

  11. PCB にロゴを張り付けられますか?

    グラフィックスファイルとして保存された絵柄を PCB に張り付ける事ができます。

  12. SOLIDWORKS PCB の評価版はありますか?

    30 日間 SOLIDWORKS PCB の全ての機能が利用できる評価版が無償で提供されています。

  13. 日本語をサポートしていますか?

    画面は日本語化されています。回路図/PCB 共に TrueType で日本語を入力できます。

  14. 編集可能なデータのサイズに上限はありますか?

    部品数、ネット数共に無制限です。

SOLIDWORKS PCB の価格について

更新: 2017年10月29日

SOLIDWORKS PCB の価格は Altium Designer とほぼ同じです。

SOLIDWORKS PCB の価格は 900,000円

SOLIDWORKS PCB の価格は 900,000円(税別)に設定されています。この価格は Altium Designer と大差ありません。しかしこれには Altium Designer では 600,000円(税別)で別売りされている SOLIDWORKS PCB CONNECTOR の機能が含まれており、SOLIDWORKS 3D CAD と併用を前提とすると、これは大変お買い得な価格です。

SOLIDWORKS PCB には PCB CONNECTOR の機能が含まれています。しかし SOLIDWORKS PCB の機能は Altium Designer と同じではありませんので、上記のように単純に価格を比べる事はできません。(追記: 2017年10月29日)
また SOLIDWORKS PCB の機能については こちらのレビュー でも紹介していていますので併せてご覧ください。(追記: 2017年11月 7日)

なお保守価格は 、初年度/2年目以降共に 180,000円(税別)に設定されています。詳細については、こちらの価格表 をご覧ください。追記: 2017年11月2日)

SOLIDWORKS PCB CONNECTOR とその価格

Altium Desigmer と SOLIDWORKS 3D CAD とのシームレス連携に不可欠な、SOLIDWORKS PCB CONNECTOR が 600,000円(税別)で販売されています。

この製品は Altium Desigmer のプラグインであり、Altium のチャンネルで販売されている SOLIDWORKS PCB Connector と全く同じものです。SOLIDWORKS PCB にはこの機能が標準装備されており、SOLIDWORKS PCB のユーザーには不要ですが、Altium Desigmer が併用される場合を想定し、SOLIDWORKS の販売チャンネルでも販売されています。

なお保守価格は 、初年度/2年目以降共に 120,000円(税別)に設定されています。

SOLIDWORKS PCB 日本語版公開記念キャンペーン

SOLIDWORKS PCB 日本語版の公開を記念し、30% 引のキャンペーン価格が設定されています。期間は 2017年8月1日から 2017年12月31日まで。よってこの期間中、SOLIDWORKS PCB を 630,000円、SOLIDWORKS PCB Connector を 420,000円で購入する事ができます。

ライセンスタイプと価格

SOLIDWORKS PCB には Altium Designer と同じように、オンデマンド、スタンドアロン、プライベートサーバーの 3種類のライセンスタイプがありますが、現在のところライセンスタイプごとの価格は公開されていません。

おそらく 900,000円というのは一番安いスタンドアロンタイプの価格なのでなないかと思います。 Altium Designer ではそれぞれのタイプで価格が異なりますので、付加価値の高いオンデマンドやプライベートサーバーでは 百万円近い価格になるかも知れません。

SOLIDWORKS PCB にはスタンドアロン、ネットワークの 2種類のライセンスタイプがあります。ネットワークライセンスにはスタンドアロンの 900,000円(税別)に対して 200,000円(税別)の追加費用が発しします。この 200,000円は 1ライセンスにに対してではなく、1回の購入に対する料金です。(追記: 2017年10月29日)

こちらの価格表 を併せてご覧ください。追記: 2017年11月2日)

もう一つの Altium Designer

更新: 2017年10月29日

SOLIDWORKS PCB FAQ や SOLIDWORKS PCB Documentation によると SOLIDWORKS PCB は一部に制限が見られるものの、Altium Designer と同等の機能を備えており、ライセンスタイプも Altium Designer と同じ3種類 が用意されています。そしてこの SOLIDWORKS PCB は Altium Designer と同じ方法でインストールと認証 を行い、運用開始後のライセンス管理も Altium Designer と同じ方法で行う事ができます。

評価版を確認したところ、ドキュメントの内容と製品のの機能に食い違いがある事が分かりました。インストールとライセンス認証の方法は Altium Designer とは異なり、オンデマンドライセンスは提供されていません。また機能は Altium Designer と同等ではなく CircuitStudio と同等である事が判明しました。

ただし メニューバーはリボン形式に変更 されており、Altium Designer とは操作性が異なります。

要するに SOLIDWORKS PCB は、操作性が異なるもう一つの Altium Designer という事になります。尤も、ただそれだけなら素直に Altium Designer を買えば良いわけであり、SOLIDWORKS PCB の存在意義はありません。

しかし SOLIDWORKS 3D CAD との連携が必要な場合には、話は変ってきます。

SOLIDWORKS PCB には Altium Designer では 60万円で別売されている SOLIDWORKS PCB Connector が標準装備されており、これを別途に購入する必要はありません。また、メニューが SOLIDWORKS 3D CAD と同じ形式に変更されているため、機構担当者自身が CAD ツールを操作して PCB データーを取り出したりする場合にも便利です。

尤も、3D CADとの連携が必要なら Altium Designer と SOLIDWORKS PCB Connector とをセットで購入すれば良いわけですが、PCB Connector が標準装備の SOLIDWORKS PCB を選べば、余分な出費を避ける事ができます。

これなら Altium Designer に対する選択肢の一つになりそうに思えるのですが、いかがでしょうか?

SOLIDWORKS PCB は CircuitStudio の同等品です。Altium Designer  よりも機能が少ない事に加え、PCB ファイルは Altium Designer  と異なったフォーマットで保存されます。しかし Altium Designer  17 には SOLIDWORKS PCB ファイルのインポーター付いていますので、Altium Designer  に読み込む事は可能です。このような理由により Altium Designer  の同等品ではなく、下位製品としてお奨めします。(追記:2017年10月29日)(訂正:2017年10月31日)

SOLIDWORKS PCB のセットアップ手順

更新: 2017年10月29日

これまでに WEB 経由で入手した情報からは、SOLIDWORKS PCB と Altium Designer は殆ど同じ物のように見えます。そこで、インストールや認証方法、さらにプラグインの追加やアップデートの手順についても両者を比べてみました。

SOLIDWORKS PCB には “Installing SOLIDWORKS PCB“というドキュメントが用意されており、これにインストール、認証、プラグインの追加、アップデートなどの手順が記されています。これによると、これらの作業は全て Altium Designer と同様、Altium Portal サーバーに接続して実行し、その一連の手順はすべて Altium Designer と同じです。

ここでは、SOLIDWORKS PCB のドキュメントサイトの記載を引用して解説を行っていますが、実際の製品はここでの説明とは異なり、SOLIDWORKS Installation Manager を使って行うようになっています。(追記: 2017年10月29日)

インストール時には、Altium の使用許諾契約書への同意が求められる

Altium Designer 同様 My Account の画面で認

ただし、プログラムのインストール段階(認証の前)については、この資料に記されている方法以外に SOLIDWORKS Installation Manager を使って行う 方法があるようです。

Altium Designer では Altium Portal サーバーと AltiumLive アカウントを介して多くのサービスが提供されています。SOLIDWORKS PCB  でもプログラムのインストールやライセンスの管理に portal サーバーが利用されていますが、AltiumLive によるサービスが Altium Designer と同等に提供されているかどうかは未確認です。

評価版を試したところ、Altium Portal サーバーには接続せずに利用するしくみになっていました。また Vault ライブラリも利用できませんでした。(追記: 2017年10月29日)

SOLIDWORKS PCB のライセンスタイプ

更新: 2017年10月29日

Altium Designer には、オンデマンド、スタンドアロン、プライベートサーバーの 3種類のライセンスタイプがあります。そして SOLIDWORKS PCB Documentation の FAQ には SOLIDWORKS PCB でも同様に、この 3種類のライセンスタイプが用意されていることが示されています。

ここでは、SOLIDWORKS PCB のドキュメントサイトの記載を引用して解説を行っていますが、実際の製品は以下の解説とは異なりライセンスは SOLIDWORKS 社のサーバーから発行されます。このため、Altium 特有のオンデマンドライセンスは提供されていません。よって以下の解説にについては SOLIDWORKS PCB そのものの紹介ではなく、Altium Designer と比較する為の資料としてご利用いただくようにお願いします。(追記: 2017年10月29日)

SOLIDWORKS PCB Documentation / faq

Altium Designer では、汎用性の高いオンデマンドが一番人気がありましたが、他のライセンスタイプもそれぞれに特徴があり数多く利用されています。例えば、スタンドアロンは、1つのライセンスを職場と自宅の 2台の PC にインストールする事が許可されており、在宅勤務には大変便利です。

SOLIDWORKS PCB でもこの 3種類が用意されています。購入時にどれか一つを選ばなくてはなりませんので、ここでこれらのライセンスタイプについていておさらいをしておきたいと思います。

Altium Designer の 3つのライセンスタイプ

以下は、アンビルコンサルティングが作成した Altium Designer の解説です。SOLIDWORKS PCB のライセンスは Altium の EULA に基づいて提供されるようですので、まずはこの解説の Altium Designer のところを SOLIDWORKS PCB に置き換えてお読みください。

Altium Designer には、スタンドアロン(ノードロック)、プライベートサーバー(ネットワーク)、オンデマンドの 3種類のライセンスタイプが用意されています。このうちの「オンデマンド」は他に余り見られないユニークなものであり、ノードロックライセンスの簡便さとネットワークライセンスの共有機能を兼ね備えた、大変面理なライセンスタイプです。

このオンデマンドではネットワークライセンスと同様、購入したライセンスが置かれているサーバーからライセンスを受け取るしくみになっており、複数のユユザーがライセンスを共有することができます。しかしネットワークライセンスのように社内のLAN上に設置されたサーバからではなく、インターネットを介して Altium のサーバーからライセンスを受け取ります。このため社内にライセンスサーバーを置く必要はありません。また Altium Designer を社外で使用したい場合、インターネットにさえ接続できれば、どこででもライセンスを受け取ること事がでじますので、出張時などには大変便利です。

このオンデマンドでは、インターネットに接続できない場合にはライセンスを受け取ることができず、Altium Designer を利用することができません。しかしこのような場合びために、このネィティブなモードの他にローミングモードが用意されています。このモードに切り替えて一時的にライセンスをローカルにダウンロードすることによって、スタンドアロンと同じようにインターネットに接続できない環境でも利用することことができます。なおこの切替にはインターネットへの接続が必要です。

スタンドアロン(ノードロック)とプライベートサーバー(ネットワーク)は他社製品や Altium の以前の製品と同様ものものです。この両者とも運用時にはインタ-ネットへの接続は不要ですが、インストールと初回の認証、およびプログラムのアップデートの際にはインターネットへの接続が必要です。なお、ライセンスサーバーがインターネットに接続されてない場合には、インターネットに接続されている他の PC を利用して認証することができます。

またこれらのライセンスタイプは、Altium への依頼により、購入後に変更することができます。

しかしライセンスタイプの切替には、製品価格の差額と手数料のご負担が必要になりますので、以下の要点をご確認の上、慎重にお選びください。

・ スタンドアロン(ノードロック)

認証をを終えた後は、インターネットにも LAN にも接続できない環境で使用できます。このため社外への持ち出しが容易です。ただし、基本的には 1台の PC だけにしかインストールがが許可されていませんので、複数の ユーザーの間でライセンスを共有したい場合には、1台の PC を使いまわす必要があります。ただし、自宅での一時使用に限り、同時に使用しないことを条件に 2台の PC にインストールすることが認められていますので同時でなければ自宅と会社の両方で使用することができます。

・ オンデマンド

デフォルトのモードで使用する場合にはインターネットへに常時接続されていることが必要ですが、ローミングモードに切り替えることによりインターネットに接続できない環境でも使用できます。もちろんLAN への接続も不要ですので、社外への持ち出しが容易です。さらに このオンデマンドはインターネット上に設置されたライセンスサーバからライセンスを受け取るシステムですので、複数の PC やユーザの間でライセンスを共有する事ができます。

・ プライベートサーバー(ネットワーク)

LAN に接続された複数の PC でライセンスを共有することができます。認証時以外、インターネットへの接続は不要ですが LAN 上へのライセンスサーバへの設置のが必要であり、Altium Designer を利用する場合には常時 LAN に接続されていなくてはなりません。このため、Altium Designer を社外で使用するのは極めて困難です。なおイレギュラーな用法として、1台の PC に Altium Designer とライセンスサーバープログラムの両方をインストールして、LAN もライセンスサーバも無い環境で使用することができます。ただしこの用法を用いる場合には、ライセンス許諾契約の範囲を超える事は無いように細心の注意が必要です。

さてどれを選ぶか?

ライセンスタイプ ライセンス共有 社外での使用 サーバーPC 常時インターネット
スタンドアロン 困難 容易 不要 不要
オンデマンド 容易 容易 不要 必要
プライベートサーバー 容易 困難 必要 不要

 この 3つのライセンスタイプの特徴を一覧表にしてみましたが、これを見るとオンデマンドライセンスの汎用性が高い事が分かります。

Altium Designer では 3種類それぞれの価格が異なり、ライセンスタイプの変更にはその差額と手数料が必要でした。SOLIDWORKS PCB ではどのようになっているのか不明ですが、少なくともどれか一つを購入時に選ばなくてはならないはずです。

ともあれ、ライセンスタイプについても、Altium Designer と同じである事がわかり、一安心です。

SOLIDWORKS PCB の操作性

更新: 2017年10月29日

Altium Designer と SOLIDWORKS PCB は、いずれも SOLIDWORKS 3D CAD とのシームレスな連携を目指した製品です。 両者はほぼ同じ機能を備えていますが、SOLIDWORKS PCB は、SOLIDWORKS 3D CAD と同じスタイルのユーザーインターフェイスに変更されています。

SOLIDWORKS PCB は CircuitStudio の同等品ですので Altium Designer ほど多機能ではありません。(追記: 2017年10月29日)

SOLIDWORKS PCB のメニューバー

SOLIDWORKS PCB の回路図編集画面

この変更は SOLIDWORKS 3D CAD ユーザーにとっては好ましいものですが、Altium Designer に慣れた回路設計者にとってはあまり有難くはありません。

SOLIDWORKS PCB は 筐体設計との勘合を確認するために、メカ設計者に利用される機会も多いと思われます。しかし実際の PCB 設計は Altium Designer に慣れた回路設計者が行う場合がほとんどですので、不慣れなユーザーインターフェースへの変更は迷惑な話です。そこで SOLIDWORKS PCB の導入に際しては、Altium Designer との操作性が Altium Designer と比べてどれくらい違うのかを事前に確認しておく必要があります。

この SOLIDWORKS PCB 操作性は評価版によって詳細に確認できますが、オンラインドキュメントでもその概要を知ることができます。

SOLIDWORKS PCB の以下のページで Altium Designer との違いを知る事ができます。これらはいずれも SOLIDWORKS PCB Documentation のコンテンツです。

これらを見ると、メニューバーが SOLIDWORKS スタイルに変更されているのがわかります。しかしメニューバーからコマンドを起動した後に表示されるダイアロブボックス等は、Altium Designer そのもののようにに見えます。

これくらいの違いなら、Altium Designer ユーザーが使い慣れるのにそれほどの苦労はいらないように思いますが、どうでしょうか?

SOLIDWORKS PCB の FAQ を読み解く

更新: 2017年10月29日

SOLIDWORKS PCB は、単に Altium Designer のユーザーインターフェイスを SOLIDWORKS 仕様に変更しただけの物であると伝えられています。しかし OEM 製品なので多少は機能が削られているかもしれません。また Altium Designer 独自のライセンスタイプのバリエーションが SOLIDWORKS PCB でも提供されているのか?という事も気のなるところです。

これらについては、SOLIDWORKS PCB の評価版を見ればすぐにわかる事なのですが、まずはSOLIDWORKS PCB のオンラインドキュメントをあたってみる事にしました。

その後、評価版を試したところ、SOLIDWORKS PCB の機能は Altium Designer ではなく CircuitStudio と同等である事がわかりました。またライセンスタイプについてもオンデマンドタイプは提供されていない事がわりました。(追記: 2017年10月29日)

このような時に役に立つのが FAQ (よくあるお問合せ)です。今のところ SOLIDWORKS PCB の FAQ は英語版しか用意されていないようですが、取りあえずこれに目を通してみたところいくつかの貴重な情報を得る事ができました。

FAQs – SOLIDWORKS PCB Documentation

まず冒頭の ” How do I get SOLIDWORKS PCB? “で販売チャンネルについて哲明されています。これによると SOLIDWORKS PCB は SolidWorks リセーラーチャンネルの中の Altium リセーラーを経由してて提供されるとの事です。この文面ですと、全ての SOLIDWORKS 代理店が SOLIDWORKS PCB を取り扱うわけでは無いようです。

次の ” How is the software licensed? ” ではライセンスタイプについて説明されています。SOLIDWORKS PCB でも Altium Designer と同じように、オンデマンド、スタンドアロン、プライベートサーバーの 3タイプあり、オンデマンドではローミングも可能です。また、スタンドアロンでは Altium の EULA(使用許諾契約書)に基づき、自宅で使用する 2台目の PC にインストールして使用する事が許可 されておりこれも Altium Designer と同じです。ここでは何故か、SOLIDWORKS ではなく Altium の EULA に基づいて説明が行われています。SOLIDWORKS PCB は Altium からユーザーに直接ライセンスされるという事なのでしょうか?

評価何を確認したところ、ライセンスの認証システムは Altium とは大きく異なるものでした。ライセンスタイプは SOLIDWORKS の他の製品の同様、スタンドアロンとネットワークタイプが提供されていますが、オンデマンドタイプは提供されていない事が判明しました。(追記: 2017年10月29日)

そして次の ” Do I need to be signed in to my account to use my Standalone license? ” でスタンドアロンライセンスの認証手順が説明されており、これも Altium Designer と同じです。さらに以下の事項について説明されていますが、その内容は Altium Designer の特徴そのものです。

  • Is connection to the Altium Portal secure?
    – Altium Portal の安全性
  • How can I check for updates to the software?
    – ソフトウェアのアップデートの確認方法
  • What component management methodologies are supported?
    – 部品ライブラリの管理方法
  • What do Integrated Libraries offer me, above and beyond standard libraries?
    – 標準ライブラリ以外の部品の供給
  • what about Vault Components?
    – Vault コンポーネントについて
  • How do I get help on commands, dialogs, panels, etc..?
    – コマンドやダイアログのヘルプ
  • What support is available for importing from other design tools?
    – 他機種フォーマットのデザインンファイルの読込
  • Which 3D model formats can I embed/link to the 3D bodies in my designs?
    – 3D ボディとして読込める 3D フォーマット
  • Which CAM output formats does SOLIDWORKS PCB support?
    – サポートされている PCB CAM フォーマットの種類
  • In which formats can I export my PCB?
    – 出力がサポートされている、基板外形データのフォーマット
  • What are SOLIDWORKS PCB’s design limitations?
    – データ容量の制限について

しかし読み書きできる他社フォーマットの種類がいくらか制限されているようです。例えば、読込可能な他機種フォーマットとして、以下が示されています。

  • CircuitStudio PCB Files (*.CSPcbDoc).
  • EAGLE Files (*.sch; *.brd; *.lbr).
  • Mentor xDxDesigner Files (*.prj).
  • Mentor Xpedition Files (*.pcb; *.lib).
  • OrCAD Designs (*.dsn).
  • OrCAD PCB (*.max).
  • OrCAD Design Libraries (*.olb).
  • OrCAD PCB Libraries (*.llb).
  • OrCAD CIS Config File (*.dbc), OrCAD LIbrary Files (*.olb, *.llb).
  • PADS ASCII PCB (*.asc).
  • PADS ASCII PCB Library (*.d).
  • PADS ASCII Logic (*.txt).
  • PADS ASCII Schematic Library (*.c + *.p).

これを Altium Designer と比較すると、対象製品がいくらか制限されている事がわかります。例えば、Altium Designer では このページで解説 されているように CADENCE の Allegro や 図研 CR5000 のデザインファイルを読み込む事ができますが、この SOLIDWORKS PCB の FAQ にはこれらの名が見当たりません。

評価何を確認したところ、Allegro のインポーターが付いていました。(追記: 2017年10月29日)

以上、この FAQs – SOLIDWORKS PCB Documentation を読むと、SOLIDWORKS PCB は Altium Designer とはユーザーインターフェイスが異なり、機能にも制限が加えられた製品である事がわかります。

SOLIDWORKS について

更新: 2017年10月29日

SOLIDWORKS と SOLIDWORKS PCB

SOLIDWORKS はフランスの Dassault Systèmes SolidWorks Corporation が開発・販売する、メカニカル 3D(3次元)CAD ツールです。

1995年のリリース以来、その豊富な機能と使いやすさが支持され、全世界で 2,000,000 以上のライセンス以上販売されています。また SolidWorks 社ではその主力商品である  3D CAD だけでなく検証のためのシミュレーターなどの関連ツールも販売しています。

さらに 2016 年、SOLIDWORKS 社では Altium 社からの OEM 供給を受け、 Altium Designer と同一の編集機能を持つ SOLIDWORKS PCB の販売を開始しました。

SOLIDWORKS PCB の機能は Altium Designer ではなく CircuitStudio と同等である事がわかりました。(追記: 2017年10月29日)

SOLIDWORKS PCB Powered by Altium

この SOLIDWORKS PCB は 3D CAD と回路/プリント基板設計 CAD との連携を望む多くのユーザーのニーズに応え、 SOLIDWORKS 3D CAD と Altium の PCB CAD(Altium Designer)との統合運用環境を実現した製品です。この製品の開発に先立ち Altium 社との間で OEM 契約が締結 されており、継続的な協力関係により統合環境の更なる進化が期待されます。

SOLIDWORKS PCB 登場の背景

プリント基板(PCB)は部品として筐体に組み込んで使用されますので、そのスペースとの干渉や勘合の確認が必要です。またプリント基板上に実装される多くの電子部品は独自の形状を持っており、これに対しても同様の確認が必要にになります。このような確認作業を高精度、かつ短時間に行う為にはプリント基板のレイアウトと機構設計との間でのシームレスな連携が求められます。

しかし、実際にはプリント基板設計に使われる PCB CAD と機構設計に使用されるメカニカル CAD はそれぞれ異なったメーカーから提供されており、データのフォーマットや操作性の違いにより、どうしても連携に手間撮ってしまいます。

そこで、この不便を解決するために製品化されたのが SOLIDWORKS PCB です。

この SOLIDWORKS PCB では SOLIDWORKS の統一されたユーザーインターフェイスのもと、フォーマットの変換や中間ファイルの介在なしに、PCB 設計と筐体設計との間でデータをやりとりする事ができます。 さらに SOLIDWORKS PCB の PCB と回路図データは Altium Designer のフォーマットで保存されますので、普通に保存したネイティブファイルのまま Altium Designer とデータをやりとりする事がができます。

SOLIDWORKS PCB の PCB ファイルのフォーマットは Altium Designer とは異なっており、互換性がありません。(追記: 2017年10月29日)

このように SOLIDWORKS PCB は  SOLIDWORKS のユーザにとって大変便利な PCB ツールです。しかも Altium Designer と同じ編集機能を備えていますので、高度な基板に対しても機能が不足する事はありません。

Altium Designer 用 PCB コネクタ

SOLIDWORKS 3D-CAD と SOLIDWORKS PCB/Altium Designer とのデータの連携は PCB Connector よって行われます。

この SOLIDWORKS PCB Connector により Altium Designer と SOLIDWORKS の間で、設計者のだれもが PCB 設計中に生じた 基板外形、部品配置、取付穴などの変更を機構設計に反映したり、機構設計での変更を PCB 設計に反映することが瞬時に行えます。また相手から更新の情報を受け取った時、その詳細な内容が表示され、変更を反映するかしないかを選択する事ができます。

この Altium Designer と SOLIDWORKS のコラボレーションのためのデザインデータのやり取りは 、マイクロソフト IIS 上で動作する SOLIDWORKS PCB Services のリポジトリを介して行われます。このためこの連携はローカルなエリアに留まらず、インターネットを介してあらゆる地域のメンバーとの間で、シームレスに行う事ができます。


受け取った変更の内容を確認した後、更新を実行

なお SOLIDWORKS PCB にはこの PCB Connector が標準装備されていますが、Altium Designer では別売りとなっており、SOLIDWORKS の代理店から購入する事もできます。

SOLIDWORKS PCB

更新: 2017年10月29日

SOLIDWORKS PCB の概要

SOLIDWORKS PCB は Altium が SOLIDWORKS 向けに開発し OEM 供給している製品す。このの製品は Altium Designer のユーザーインターフェースを、SOLIDWORKS 向けに変更したもので、Altium Designer と同等の回路図・PCB 編集機能を備えています。

SOLIDWORKS PCB の機能は Altium Designer ではなく CircuitStudio と同等である事がわかりました。(追記: 2017年10月29日)

この SOLIDWORKS PCBは、メカ設計と 電子回路設計との統合環境を目指した製品であり、SOLIDWORKS 3D-CAD との併用により、メカ設計と PCB設計 がシームレスに繋がった CAD 環境を実現する事ができます。さらに SOLIDWORKS PCB の回路図と PCB のデザインデータは Altium Designer と同じフォーマットで保存される為、Altium Designer とのデータのやり取りが容易です。

SOLIDWORKS PCB の PCB ファイルのフォーマットは Altium Designer とは異なっており、互換性がありません。(追記: 2017年10月29日)

SOLIDWORKS PCB と SOLIDWORKS 3D-CAD との連携は SOLIDWORKS PCB に標準装備された PCB Connector によって行われます。このデータのやり取りは、マイクロソフト IIS 上で動作する SOLIDWORKS PCB Services のリポジトリを経由して行われるため、ローカルなエリアに留まらず、インターネットを介してあらゆる地域のメンバーとの間で、シームレスにデータをやり取りする事ができます。