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Altium Designer 機能と用法 Archive

Altium Designer 10|18回目のアップデート

4月27日に Altium Designer 10 の 18回目のアップデートがリリースされました。リリースノート によると、60項目以上の改良や新機能の追加が行われています。

 Altium Designer 12 のリリース予定日の直前に Altium Designer 10 のアップデートが行われる事については、不自然にお感じになる方も多いと思います。しかしすでにお伝えしているように、Altium Designer 12 は Altium Designer 10 の最終リビジョンの名称変更ですので、直前に Altium Designer 10 のアップデートされても不思議ではありません。

そこで今5月 1日にリリースが予定されている Altium Designer 12は、これと同じものなのか?、それとも、さらに機能が追加され 19回目のアップデートに相当するものになるのか? ということが気になるところです。これについては今のところ情報はありませんが、この 18回目のアップデートではまだ、以前紹介されてた異形パッドのサポートが実現されていませんので、この機能を含め、さらにアップデートされたものが Altium Designer 12 になるのかも知れません。

なおこの 18回目のアップデートの内容につては、こちらの リリースノート をご覧下さい。

Altium Designer と外部データベースとの連携

旧アルティウムの情報箱からの転載・加筆

MRP ERP といった基幹システムが構築された環境下では Altium Designer とその基幹システムとの連携が要求されます。そこでこれを、「機能の連携」と「データの連携」の2つに分けて考えてみます。

まず、2つのシステムを連携させる場合には、相互に機能をアクセスすることが必要になります。例えば相手のシステムを制御するためのコマンドを発行したり、また相互の通信に必要な複雑な手続きを自動化するといったことが不可欠です。Altium Designer 6 ではこの「機能の連携」を、洗練されたカスタマイズ機能 によって実現することができます。

またドキュメントやライブラリの管理を一元化するためには、ファイルの受け渡しやデータベーステーブルの参照によるデータの交換が必要になります。このような「データの連携」を可能にするために Altium Designer では使用頻度の高い、標準的なドキュメント・フォーマットでの読み書きを、広範囲にサポートしています。

加えて、Altium Designer には、外部データベースとの高度な連携機能が備えられており、データベースリンク機能とデータベースライブラリの機能により、MRP/ERPの管理下にある外部データベースのテーブルからデータをダイナミックに取得することができます。

おおよそ、このような機能により連携が可能になりますが、この中の外部データベースとの連携機能についてもう少し詳しく紹介します。

例えば、工場を持つ事業所では MRP などの管理システムが稼働しており、この部品データベースには、品名/品番だけでなく、メーカ名、セカンドソースの品名、価格、発注単位、梱包単位、在庫数などの豊富なデータが含まれています。そしてこれらのデータは日々刻々と更新されていきます。

Altium Designer では、これらの部品データを CAD 部品の属性として取り込み、回路の設計およびその結果として出力される、パーツリストなどのドキュメントに反映することができます。そして、Altium Designer 6 は2つの方法でこのデータベースとの連携をサポートしており、その一つがデータベースリンクでもう一つが、データベースライブラリです。

この、データベースリンクは、外部データベースのテーブルにダイナミックにリンクし、リンクフィールドの値が一致したレコードの属性を CAD 部品の属性として取り込む機能です。いわゆるリレーショナルデータベースで言うところの、キーの設定によるテーブルの連結です。そして、もう一つのデータベースライブラリ機能は、CAD 部品ライブラリ自体を外部データベース上に構築します。

両方とも同じ目的で用意された機能ですが、データベースライブラリの場合には、データベースライブラリから直接部品を呼び出して配置することができます。さらにデータベースライブラリの場合には、外部データベースによる包括的な CAD 部品の管理が可能になりますので、CAD 部品管理の主体を設計者からデータベース管理者に移管する場合には好都合なのではないかと思います。

これらのデータベース連携機能については、以下のドキュメントが用意されていますのでご覧ください。

以下 Altium Designer 6 世代の資料

Altium Designer を国外で使用 - 使用許諾契約書を読む

Altium Designer を海外の出張先で使いたいが可能か?というお問合せをよくいただきます。これに対する回答は、一時的に使用することはできるが、恒久的に使用できないということになります。

使えるかどうかについては、プログラムが動くかどうかという点と、ライセンス許諾の範囲内かどうかという点の両面から考える必要がありますが、少なくとも現在の Altium Designer のプログラムはインターネットさえあれば、世界中のどこに持っていっても動作させることは可能です。

しかし、動くという事実と使っても良いということは別の話であり、動いたとしてもライセンス許諾の範囲と超えた使用は許されません。そこで、ライセンス許諾契約書 をよく読むことが必要になります。

ライセンス許諾契約書 では、マルチユーザーライセンスでは国内使用を前提としたコンチネンタルライセンスと海外での使用を前提としたワールドワイドライセンスの 2種類の存在することが明記されており、国外(別の大陸)で使用する場合には、ワールドワイドライセンスを購入しなくてはならないことがわかります。

eula120405b.png

しかし別項で、一時使用が許可されていますので、事業所の移転などではなく、出張による持ち出しであれば問題が無いことがわかります。また、シングルユーザーライセンスnの場合にはどうなのかについては、記載されていませんので仕入先に確認したところ、現在国内で販売されているライセンスは全てコンチネンタルライセンスであり、国外での恒久的な使用は許可されていないとのことでした。

よって、もし事業所の新設や移転により海外での使用を計画されている場合には、なんらかの対応が必要になりますので、事前に当方までご連絡いただくようにお願いします。

なお、ここでの使用許諾契約書の解説はあくまでアンビル コンサルティングの解釈によるコメントです。使用許諾契の内容は、製造元とエンドユーザ様との間の合意事項ですので、ご自身で解釈でご判断ください。また、ライセンス使用開始時点のリビジョンの使用許諾契約書をダウンロードして保管しておかれることをお奨めします。

さらに末尾には「本契約の翻訳に起因して不明確な点が生じた場合は、英語版を真正版と見なし、これが優先するものとします」という条項がありますので、クリチカルな部分については 英語の原文 を確認することが必要になります。

以上、世界中のどこででも利用可能な「ワールドワイドライセンスの購入」や
「ワールドワイドライセンスへの切替」を希望される場合には、info@anvil.co.jp までご連絡ください。

Altium Designer 10|17回目のアップデート

Altium Designer 10 の 17回目のアップデートがリリースされました。

このリリースも、アップデートの項目数を数えると不具合の解消がほとんどです。しかしそれだけでなく、ビアスティッチという魅力的な新機能が実現されています。

これはグランドべタなど、基板上下に配置された同電位のシールドパターンを、相互に接続するためのビアを自動的に発生させるという機能です。この機能により、上下ベタエリアの座標と電位が一致するところに、指定したパターンで自動的に数多くのビアを発生させることができます。

 viastitching.png

Altium Designer 12 のアナウンスにより、新しいリビジョンはしばらくお預けになるものと思っていましたので、このアップデートのリリースは少々意外でした。これについてアルティウムから得た情報によると、これからも Altium Designer 12 のアナウンスに制約されるることなく Altium Designer 10 のアップデートが行われるそうです。そして 5月 1日を迎えた時点で、その時の Altium Designer 10 の最新リビジョンが Altium Designer 12 としてリリースされるとのことでした。

なお、今回のこのビアスティッチ機能は日本語メニューからアクセスすることができず、英語メニューで使用するか又は、日本語メニューのカスタマイズが必要です。詳細については Altium Designer ユーザー情報サイトの AD10 アップデート リリースノート (10.972.23595) をご覧下さい。

このアップデートに関するお問合せは support@anvil.co.jp まで。

Altium Designer 10|16回目のアップデート

Altium Designer 10 の 16回目のアップデートがリリースされました。

このリリースでは主たる改良点として、SI 解析(伝送線路シミュレーション)などに使用される配線のインピーダンス計算の精度向上、および STEP エクスポートの際、基板への取付けなどに使用されるフリーパッドの穴、が出力できるようになったことがあげられています。

今回の改良では、インピーダンス計算の際、ErBelow パラメータによりパターン上下の絶縁体の材質の定義が可能になり、さらに、DielectricHeightBelow パラメータによりその厚みの定義が可能になっています。そしてこの新しいパラメータは、レイヤ構成マネージャのインピーダンス計算式の編集画面に反映されています。

  アップデート前のインピーダンス計算式編集画面
 calc_imp1.png

  アップデート後の計算式編集画面 - パラメータが追加されているのがわかる
calc_imp2.png


なお詳細については Altium Designer ユーザー情報サイトの AD10 アップデート リリースノート (10.890.23450) をご覧下さい。

このアップデートに関するお問合せは support@anvil.co.jp まで。

Altium Designer 10 のよくあるお問合せ - プロテルユーザー編

Altium Designer 10 は以前販売されてた Protel(プロテル)の後継製品であり、Protel の回路図エディターや PCB ツールからのアップグレードを検討されている方や、すでにアップグレードされた方々からのお問合せが絶えません。そこで、これらのお問合せを Q & A にまとめてみました。

まずは、アップグレード検討中の方々からのお問合せから。

Q1. Altium Designer 10 では以前のプロテルで作成した回路図や PCB、ライブラリを読込めますか?
A. Womdows 版で作成されたものであればすべて読込みできます。

Womdows 世代の全バージョンをサポートしています。プロテル DOS 世代の技術で開発された CircuitMaker 2000 で作成されたファイルの読込も可能です。
他社製品および旧製品との互換性

Q2. Altium Designer 10 で作成した回路図や PCB を以前のプロテルフォーマットで保存できますか?
A. 古い Womdows 版 のフォーマットでの保存が可能です。

回路図ファイルは Protel 99 SE、PCB はAdvanced PCB 2.8 のフォーマットで保存できますので、それ以後のバージョンであれば、Altium Designer 10 で作成し保存したものを旧バージョンで読込むことができます。
他社製品および旧製品との互換性 プロテル旧バージョンとの互換性

Q3. Altium Designer 10 は以前のプロテルからどれくらい進化していますか?またどこがちがいますか?
A. 機能は別物のように進化しています。旧製品のコマンド体系を踏襲しており移行は比較的容易です。

日本語環境の日本語化が進みメニューとダイアログボックスが日本語化されました。PCB では日本語の入力が可能になった他、面付けロゴデータの貼り付け、3D 表示などの機能が加わり別物のように進化しています。
Altium Designer 10、Protel 99 SE からの進化 Altium Designer は難しい?

ここまではAltium Designer 10 へのアップグレードの検討中によくいただくお問合せです。そしてここからは、アップグレードされた後によくいただくお問合せです。2002年の Protel DXP リリースのタイミングで機能が大きく変更されあしたが、この時のアップデートに戸惑われている方が多いようです。

Q4. ネットリストの読み込み方がわかりません。
A. ネットリストの読込コマンドは無く、コンペア機能を使って読込を行います。

Altium Designer にネットリストの読み込みコマンドがありません。 Altium Designer は、2つのデータの 間の違いを比較することができる、強力なcomparator engine(コンパレータ・エンジン)を備えており、ネットの読み込みはこの機能を利用して行います。入力ソース(ネットリスト)とターゲット(空の PCB レイアウト)の違いを検出し、両者に違いが見つかれば一方のデータを更新して一致させます。PCB データが空の状態であればネットリストに含まれている部品を全て PCB 上に呼び出すことにより、両者のデーターは一致します。
ALTIUM ネットリストが読み込めない

Q5. 古い回路図からの PCB データの更新がうまくいきません。
A. コンポーネント ID をリセットしてみてください。

Protel 99 SE 以降、回路図と PCB とのリンクは、デジグネータ(部品のリファレンス番号)でななくコンポーネント ID によって行われます。Protel 98 以前の回路図シンボルにはこのコンポーネント IDは存在しませんので、回路図と PCB を正しくリンクさせることができません。このため Update-PCB コマンドを起動した時に部品の欠落が生じます。このような場合には、コンポーネント ID をリセットしてください。
Update PCB とコンポーネント ID

Q6. PCB の変更を回路図に反映する方法がわかりません。
A. ECO ではなく Update Schematic コマンドを使います。

Altium Designer は強力なコンパレータ・エンジンにより回路図とPCB の間の差分を検出することができます。Update Schematic コマンドでこの差分の訂正を行うことにより、PCB に加えられた変更を回路図に反映します。単純な ECO とは異なり両者のデータの整合が保証されます。

Q7. .一括変更のやりかたがわかりません。
A. グローバルエデットではなく類似オブジェクトの選択とインスペクタを使います。

Protel 99 SE までのバージョンでは、プロパティ画面からグローバルエデット・ボタンを押すことにより、一括変更を行うことができましたが、Altium Designer ではこの機能がなくなり、代わりに類似オブジェクトの選択とインスペクタ(Find Similar Objects / Inspector )を利用します。
グローバルチェンジが無い

Q8. 不要なジャンクション・ドットの消し方がわかりません。
A. 自動的に発生するジャンクションを消すことはできません。

Altium Designer ではワーヤーの接続箇所に対して自動的にジャンクション・ドットを発生させる機能を備えており、この機能を無効にすることはできません。もし意図しない部分にジャンクションが発生した場合には、Altium Designer のルールにあわせて回路図を修正することが必要です。
ジャンクションの恐怖 続ジャンクションの恐怖

Q9. PCB に部品が呼び出されたときに現れる四角い箱は何?
A. Room 機能により、回路図シートごとに部品がグループ化されたものです。

回路図シート単位で部品がグループ化され、グループ内の部品をまとめて移動したり、グループごとに異なるデザインルールを適応したりすることができます。たとえば 1枚の基板上に実装する回路の電源部と信号処理の部分の回路がそれぞれ別のシートに描かれていた場合には、電源部と信号処理の部分が別々の Room にグループ化されます。なお Room は選択して Delete キーを押すことにより解除できます。また Room が発生しないように設定変更することもできます。
Room が邪魔なときには...

Q10. ガーバーインができません。
A. Altium Designer で作成したガーバーデータしか読めないように作られています。

Altium Designer 10 の PCB ツールのガーバー入力は、ガーバーファイルのヘッダーを解析し、Altium Designer で作成したガーバーファイル以外は読み込まないように設計されています。よって、他社製品で作製されたガーバーデータを PCB エディタに取り込む場合には、付属のガーバーエディタを経由する必要があります。このガーバーエディタととの併用によるリバースエンンジニアリング機能を用いて、他社製品で作製されたガーバーデータをインテリジェントな Altium Designer の PCB データに変換することができます。
機種との互換性 - ガーバーを使ってリバースエンンジニアリング

Q11. 基板外形の作成方法が良くわかりません。
A. Board Outline オブジェクトを使います。

Protel 99 SE までのバージョンでは、基板外形をキープアウトレーヤに作製していましたが、Altium Designer では Board Outline オブジェクトを用いて作製します。Board Outline 自体はガーバー出力できませんが、Board Outline を基準にして基板外形のルーターデータを出力する機能が用意されています。
Altium Designerの基板外形

Altium Designer 10 へのアップグレード価格などのお問合せは info@anvil.co.jp、機能や使い方に関するお問合せは support@anvil.co.jp  までお気軽にどうぞ。

Altium Designer クラウドの障害に備える

Altium Designer ではプログラムの供給やライセンスの提供にクラウドコンピューティング技術が用いられており、手元にインストールメディアがなくてもプログラムのインストールができ、ライセンスサーバーを用意しなくても、フローティングスタイルでのライセンスの共有ができます。

しかしこれらは雲(クラウド)の上にあるサーバーとのデータのやり取りによって実現されていますので、インターネットを経由した、クライアント/サーバー間の安定な接続環境が必要です。そしてこの接続環境が常に完璧な状態に保たれているかと云うと、そうとも言い切れず、プロキシやファイアーウォールによるブロック、回線の障害、アルティウムサーバーのメンテナンスなどによる障害の報告があります。

そこで今回は、この障害を回避するための方法をいくつかご紹介したいと思います。

まず、突然サーバーとの接続ができなくなった場合には、アルティウムのサーバーの不調が疑われますので、Altium Desugner のプリファレンス(Preferences)の Account Management のページを開き、接続先として登録されているサーバーの順序を変えてみてください。

accountman.png

デフォルトでは次のように設定されています。

Primary: portal2.altium.com
Backup 1: portal2.altium.eu
Backup 2: portal2.altium.com.cn

Primary に登録されているサーバーに接続できない時は自動的に Backup のサーバーに接続されるような仕組みになっているはずですが、Primary が不調の場合にはここを書き変えるとつながりやすくなるようです。

以上は、繋がらない場合の一つの対処法ですが、どうしても繋がらないという場合に備えて、事前に次のような用意をしておくことをお奨めします。

  • ライセンスファイルの入手
    スタンドアロンで使えば、アルティウムのサーバーへの接続は不要です。事前にスタンドアロンで使用するためのライセンスファイルを入手しておけば、インターネット接続に障害が生じても使い続けることができます。ライセンスファイルは、アカウントマネージャー経由で入手できます。手順は Altium Account Manager によるライセンスファイルの取得 をご覧ください。
  • ローカル・インストールリポジトリーの作成
    ローカル・インストールリポジトリーを作成しておけば、インターネットに接続できない環境でもすぐにプログラムをインストールできます。アルティウムのサーバーと接続できなくても DVD からインストールすることができますがこの場合には、利用できるリビジョンが限れてしまいます。しかしインストールリポジトリーを利用すれば、現在利用中のリビジョンのプログラムがインストールできることに加え、カスタマイズした結果が反映されますので大変便利です。このインストールリポジトリーの作成の手順は ローカル インストールリポジトリからのインストール をご覧ください。

以上のように、いざというときの備えとして、ライセンスファイルの入手とインストールリポジトリーの作成をお奨めします。

Altium Designer 10|15回目のアップデート

Altium Designer 10 の 15回目のアップデートがリリースされ、サブスクリプション(保守契約)期間中のライセンスに対して無償で提供されています。今回は改良項目の数が多いことに加え、今まで要望の多かった機能に手が加えられており、質・量共に一年の締めくくりにふさわしい内容のものであると言えます。

今回のアップデートで最も注目すべき改良点は、プロキシを経由した場合のインストール・アップデートの不具合に対して、対策が施されたことだと思います。また "アルティウムの公式 Blog より" で紹介した異形パッドの作成機能が実現したことも見逃せません。

また、今回は AltiumLive によるサービス の一つである BugCrunch へのリクエストが反映されている点も見逃せません。今後もこのような対応が継続されるはずですので、皆さんも不具合などの改善要望を積極的に投稿されてはいかがでしょうか?

他にも数多くの改良が行われています。このアップデートの詳細は、弊社の Altium Designer ユーザー情報サイト で紹介されていますのでご覧ください。

Altium Designer 10 のよくあるお問合せ - 運用編

Altium Designer 10 導入検討中の方々から、良くいただくお問合せの TOP10 をご紹介したばかりですが、今度は Altium Designer 10 を使い始める段階で数多くいただくご質問の TOP10 をご紹介します。

Q1. Altium Designer 10 のインストール方法がわかりません!
A. まず AltiumLive アカウントのセットアップから始めます。

Altium Designer 10 では従来のように、DVD からのインストールも可能ですが、基本はダウンロードによるインストールです。そのためにまず、AltiumLive アカウントのセットアップを行います。もし DVD からインストールしたとしてもライセンス認証の段階で AltiumLive アカウントへへサイインが必要になりますので、 この AltiumLive アカウントのセットアップは、必ず行わなくてはなりません。新規またはアップグレードで Altium Designer を購入された場合には、ライセン数の発行に合わせてにユーザーごとに AltiumLive アカウントが用意され「Altium Designer ご購入頂きありがとうございます」というタイトルのメールが登録アドレスに送られてきますので、この内容に沿ってセットアップを進めてください。
AltiumLive と Altium Designer のセットアップ
Altium Designer のインストールと認証、その 3つの方法
Altium プラットフォームインストーラで Altium Designer をインストール

Q2. Altium Designer 10 の無償アップグレードパッケージが届きません。
A. パッケージは提供されていません。メールででのご案内のみです。

サブスクリプションの期間中なのに Altium Designer 10 のアップグレードパッケージが送られて来ないというお問合せを良くいただきます。しかし Altium Designer 10 では パッケージの形では提供されておらずメールでの案内のみですので、いつまでお待ちいただいてもお手元に形のあるものは届きません。無償アップグレードのユーザー様に対しては、3月 4日に「Altium Designer 10ダウンロード開始!」という案内が送信されており、これが無償アップグレードの納品になりますす。このタイトルのメールをお探しいただき、この内容に沿ってセットアップを進めてください。もしこのメールが見つからない場合には info@anvil.co.jp まで、再送をお申し付けください。
Altium Designer 10 へのアップグレード手順

Q3. パスワードを正しく入力してもサインインできません!
A. SUPPORTcenter Credentual と混同していませんか?

Altium DesIgner 10 がリリースされるまでは、SUPPORTcenter Credentual が認証に利用されていました。Altium DesIgner 10 ではこれが AltiumLive に代わりましたので、以前の SUPPORTcenter Credentual のパスワードを入力してもサインインできません。Altium DesIgner 10 の認証を行うな相には必ず、 AltiumLive のパスワードを入力してください。もしパスワードを思い出せない場合には、パスワードをリセットして再設定するころができます。もし再設定する場合には、SUPPORTcenter Credentual で使用したものと同じパスワードに設定されることをお奨めします。
AltiumLive と SUPPORTcenter - 新旧 2つのライセンス管理

Q4. AltiumLive のパスワードを正しく入力してもサインインできません!
A. プロキシ・ファイアーウォールによるブロックが疑われます。

プロキシを経由してインターネットに接続されている場合、AltiumLive のパスワードを正しく入力してもサインインができません。このような場合には DVD を使ってインストールしてください。またプロキシを介さない環境でダウンロードとインストールを行なってインストールリポジトリを作成することにより、インターネットを介さずLAN 経由てインストールすることができます。
また、認証についても Altium Designer プログラムから AltiumLive にサインインするのではなく、Altium Account Manager からライセンスファイルの取得して認証することができますので、プロキシを経由している場合にはもちらの方法をご利用ください。、また、プロキシではなく OS のファイアーウォールによってブロックされているかも知れませんので、OS 側で "DXP.exe" および" DXPSecurityService.exe"(プライベートサーバーの場合)を例外プログラムに設定してください。
 ローカル インストールリポジトリからのインストール
Altium Account Manager によるライセンスファイルの取得
Altium Designer のインストールと認証、その 3つの方法

Q5. ライセンスの共通に必要な AltiumLive 追加取得の方法
A. 代理店(アンビルコンサルティング)にお申し付けください。

複数のユーザーが Altium Designer を利用するには、ユーザーごとにAltiumLive アカウントが必要になります。この AltiumLive はユーザーからの依頼がありしだい迅速に発行されます。またアカウントの数(ユーザー数)に制限は設けられていませんので、早めに全ユーザーの AltiumLive アカウントの発行ご依頼ください。依頼はアルティウムサイトに設けられたフォームから行うこともできますが、自動でなく代理店に転送されて手動で処理されますので、代理店(アンビル コンサルティング)に直接お申込みいただくほうが、迅速かつスムーズです。
お申込みに際しては、ユーザー様のフルネーム。メールアドレス、会社名、部署名、電話番号をご連絡ください。

Q6. プラグインと更新コマンドでアップデートでできません!
A. サブスクリプションが切れていませんか?

プラグインと更新コマンドでアップデートするためには、AltiumLive へのサインインが必要です。サインインしてもアップデートができない場合には、サブスクリプションが満了している可能性があります。またプライベートサーバーおよびスタンドアロンの場合には、サブスクリプションの期間情報が正しく反映されず、ブスクリプションの期間中であっても期限切れの扱いになってしまう場合があります。このような場合には、再度アクティベーションを行うことにより、アップデート可能になります。
プラグインと更新コマンドでアップデートできない場合

Q7. 部品ライブラリが見つかりません!
A. 別途にダウンロードしてインストールすることが必要です。

Altium Designer 10 のインストーラーは、一部の部品ライブラリしかインストールしません。またサンプルファイルもテンプレートファイルもインストールしませんので、別途にダウンロードしてインストールすることが必要です。
ライブラリがインストールされない

Q8. 日本語が文字化けします!
A. 新しいリビジョンではこの不具合は解消されています。

Altium Designer 10 の初期のリリースでは、回路図画面および部品表の画面で文字化けが起こるという不具合がありましたが、アップデートにより修正され、現在のリビジョンでは解消されています。
Altium Designer 10 のアップデート
Altium Designer 10 、12回目のアップデート

Q9. プライベートサーバーをオンデマンド・ライセンスに変更できますか?
A. 可能です。 不都合が生じた場合には変更をお申し付けください。

プライベートサーバーからオンデマンドへの変更、およびその逆の健康も可能ですので、変更をきぼうされる場合にはアンビル コンサルティングまでお申し付けください。Winter 09 以前はオンデマンドライセンスが無く、ラインセンスを共有可できるものはプライベートサーバーしか無かったので、今もそのまま変更せず使用されている方々も多いと思います。しかし今では、より柔軟にライセンスを共通できるオンデマンドライセンスが利用可能ですので、こちらへの変更もご検討ください。

Q10. プライベートサーバー・ライセンスのセットアップについて
A. Vista 以降の OS ではアイコンが出ません。他にも若干の注意事項があります。

プライベートサーバーライセンスをご利用いただく場合、サーバーとして用意された PC にプライベートサーバープログラムをインストールして、この PC から認証を行うことが必要になります。このセットアップに際しても多くに問合せをいただきました。これらについては以下のページにまとめてありますのでご覧ください。
プライベートサーバー・ライセンスのセットアップについて
プライベートサーバ ライセンスの使用

また、旧バージョンのユーザー様からは、以下のお問合せを頻繁にいただきます。

Q11. Winter 09 や Summer 08 のライセンスが認証できません!
A. 現在認証スステムが停止中ですので、e-mail 経由で認証してください。

現在、認証スステムが停止しており Winter 09 以前のライセンスの認証を web 経由で行うことができません。e-mail 経由での認証は可能ですのでこちらをご利用ください。また、Altium Account Manager 経由でライセンスファイルを入手することができますので、こちらもあわせてご利用ください。
ium Designer 旧バージョンのライセンス認証
Altium Account Manager によるライセンスファイルの取得

さらに、弊社 web サイトの利用に関して、以下のお問合せ良くいただきます。

Q12. アンビル コンサルティングの日本語ガイドブックをダウンロードできません。
A. Altium Designer ユーザー情報サイトの利用者登録が必要です。

アンビル コンサルティングのサブスクリプションユーザーの方々には、弊社が独自に作成したガイドブックを無償提供しておりますが、これをダウンロードするためにはAltium Designer ユーザー情報サイトに登録していただく必要があります。ご登録が確認できだい、ユーザー情報との照合を行いパーミッションを設定します。
ユーザー情報サイト ヘルプ:ユーザー登録

アンビル コンサルティングでは Altium Designer の運用に役立つ多くの情報を アルティウムユーザー・サポートサイト と  Altium Designer ユーザ情報サイト からお届けしておりますので是非ともご利用ください。

Altium Designer 10 のよくあるお問合せ - 導入検討編

Altium Designer 10 のよくあるお問合せ

Altium Designer 10 がリリースされてから 9ヶ月あまり経ち、この間、導入検討中の皆様から多くのお問合せをいただきました。師走にちなんだランキングというわけではありませんが、ここでその TOP10 をご紹介いたします。

Q1. 回路図エディターを探していますが、どれを選べばよいですか?
A. Altium Designer 基本セットをお選びください!

回路図を作成し PCB は外部に委託するという方々から良くいただくお問合せです。
電子回路を設計に携わるエンジニアにとって、回路図エディターは必需品であり、いわばワープロのようなものです。ところがアルティウムには統合ツールしか用意されておらず、回路図エディターとして販売されている製品はありませんので、回路図エディターを探しても見つかりません。しかし、Altium Designer には、PCB 設計機能の無い統合ツール「Altium Designer 基本セット(131,000円税別)」が用意されています。この製品は、回路図エディターに加え、アナログ/デジタル混在しキュレータや FPGA 開発機能を含む非常に多機能な製品ながら、大変安価です。回路図エディターをお探しの場合にはこのAltium Designer 基本セットお選びください。
回路図エディターをお探しの皆様方へ
FPGA 機能付の回路図エディタ Altium Designer 基本セット

Q2. 基板設計ツールを探していますが、どれを選べばよいですか?
A. Altium Designer 拡張セットをお選びください!

プリント基板のアートワークを自前で行いたいという方や、プリント基板設計を専門にされている方々からこのようなお問合せを良くいただきます。しかし回路図エディターと同様、アルティウムには統合ツールしか用意されておらず、プリント基板レイアウト用として単独に販売されている製品はありません。このような場合には PCB 設計機能を含む、Altium Designer 拡張セットをお選びください。
PCBツールをお探しの皆様方へ
プロフェッショナルな PCB ツール Altium Designer 拡張セット

Q3. Altium Designer の評価版はありますか?
A. 30日間、全機能を無償でお試し頂けるトライアルライセンスが提供されています。

トライアルライセンスが無償で提供されており、Altium Designer 拡張セットを 30日間お試しいただけます。トライアルライセンスで提供されるプログラムとその機能は、期間が30日間に制限されている事以外、拡張セットと全く同じです。このため、製品版ライセンスをご購入いただいた場合には、そのまま製品版ライセンスで認証して利用できますので、プログラムの再インストールは不要です。なお弊社ではトライアルユーザーの無償サポートを行っておりますので是穂ともご利用ください。
トライアルライセンスご利用のお勧め

Q4. OrCAD Capture で描かかれた回路図や PADSで作成された PCB ファイルを読めますか?
A. 可能です! OrCAD PADS 共、回路図と PCB ファイルの両方の読込が可能です。

OrCAD Capture、OrCAD Layout、OrCAD PCB(Allegro)、PADS PCB PADS Logic回路などのファイルが読込めます。ただし読込可能なフォーマットのバージョンに制限がありますので、事前に Altium Designer の試用版を使ってお試しください。
OrCAD で作成された回路図や PCBデータの読み込み
PADS で設計された PCB と回路図の読み込み
http://altium-info.com/2011/06/post-24.html

Q5. Cr5000 で作成された PCB ファイルを読めますか?
A. 残念ながら、読込めません! しかしガーバーファイルを読込み、絵柄の再現が可能です。

あいにく Altium Designer では日本製 CAD ファイルの読込みを一切サポートしていません。国産の CAD で作成された PCB データの再利用が必要な場合には、ガーバーファイルの読込みと、リバースエンジニアリング機能をご利用ください。手間はかかりますが、リバースエンジニアリング機能を利用すると、ガーバーファイルからインテリジェントな CAD ファイルへの変換が可能です。
他機種との互換性 - ガーバーを使ってリバースエンンジニアリング 

Q6. 会社で購入したライセンスを自宅の PC にインストールして利用できますか?
A. オンデマンドライセンスをご利用いただくことにより可能です。

Altium Designer では スタンドアロン、オンデマンド、プライベートサバー(フローティング)の 3種類のライセンスタイプが提供されています。このうちの、オンデマンドライセンスでは、プログラムをインストールできる PC の数に制限はありませんので、自宅の PC にもプログラムをインストールして、自宅で使用することができます。ただしインターネットへの接続が必要です。
Altium Designer の 3種類のライセンスタイプ
Altium Designer のライセンスタイプを選ぶ

Q7. ライセンスをノート PC にインストールして出張先に持ち出すことはできますか?
A. オンデマンドライセンスをご利用いただくことにより可能です。

自宅で使用する場合と同様、オンデマンドライセンスの利用により、インターネットに接続できればどこででも使用することができます。インターネットに接続できない出先でも、インターネットに接続できる環境で、事前にオンデマンドのローミングモードまたはスタンドアロンに切り替えておくことにより使用できます。
Altium  Designer の 3種類のライセンスタイプ
Altium Designer のライセンスタイプを選ぶ 

Q8. 日本語に対応していますか?日本語マニュアルはありますか?
A. 画面は日本語化されてます。しかし日本語マニュアルは完全ではありません。

ダイアログボックスとメニューは日本語化されており、英語表示と日本語表示の切替が可能です。しかし、完全な取扱説明書やリファレンスマニュアルは用意されていません。これに代わるものとして、機能・使用方法に関する断片的な資料が日本語化されています。弊社ではこれを補うために独自にガイドブックを用意し、弊社ユーザーの皆様に提供しています。
Altium Designerの日本語環境
アルティウムの日本語ドキュメント
Altium Designer の日本語ガイドブック
Altium Designer ガイドブック - 回路図テンプレート編
解説書 - Altium Designer による PCB 共同設計
解説書 - 統一カーソル・スナップシステム

Q9. フローティングライセンスはありますか?また後でライセンスの追加はできますか?
A. フローティングライセンスをご購入いただき、追加購入によりユーザー数の追加が可能です。

Altium Designer では スタンドアロン、オンデマンド、プライベートサバー(フローティング)の 3種類のライセンスタイプが提供されています。通協、フローティングライセンスは少し高めの価格で半阿鼻されていることが多いのですが、Altium Designer では同価格で提供されています。利用者が増えた時点でユーザー数を追加することができますが「追加ライセンス」が安価に提供されているわけではありませんので、新規購入価格でライセンスを購入して追加していただく事になります。
Altium Designer の価格 2011-03-05
また、オンデマンドライセンスでは、社内・社外を問わずライセンスの共有が可能ですので、多くのユーザーがライセンスを固有する場合でも、まずオンデマンドの利用をご検討ください。

Q10. Windows 7 に対応していますか?
A. Altium Designer 10 は Windows 7 に正式対応しています!

Altium Designer 10 から Windows 7 32Bit と 64Bit に正式対応されました。Windows XP、Windows Vista、Windows 7 に対応していますので OS が混在する環境でも安心です。Altium Designer の旧バージョンでも Windows7 でも動作するようですが正式対応ではありません。もし旧バージョンで動作が不安定な時には Altium Designer 10 への移行をご検討ください。なお Altium Designer 10 では Windows 7 home premium をサポートしておりませんのでご注意ください。
Altium Designer 10 の動作環境

以上は今年、新規に Altium Designer の導入を検討中の方々から数多くいただいたお問合せの TOP10 ですが、旧製品ユーザ様からは上記以外のお問合せを数多くいただいております。そこで番外偏として、この旧製品ユーザ様ならではのお問合せ TOP3 を以下にご紹介します。

Q11. プロテルの回路図エディターから移行する場合、後継はどれになりますか?
A. Altium Designer 基本セット がプロテル回路図エディターの後継です!

以前プロテルでは回路図エディターを単体で販売していましたが、アルティウムには統合ツールしか用意されていません。アルティウムではこの回路図エディターの後継として「Altium Designer 基本セット(131,000円税別)」を販売しています。この基本セットは全ての機能を含む拡張セットから、PCB 設計機能を省いたものであり、アナログ/デジタル混在しキュレータや FPGA 開発機能を含む非常に多機能な製品ながら、一般的な他の回路図エディタよりも安価ですので大変お買い得です。
回路図エディターをお探しの皆様方へ

FPGA 機能付の回路図エディタ Altium Designer 基本セット

Q12. プロテルの PCB ツールから移行する場合、後継はどれになりますか?
A. Altium Designer 拡張セット がプロテル PCB ツールの後継です!

以前プロテルでは PCB ツールを単体で販売していましたが、アルティウムには統合ツールしか用意されていません。アルティウムではこのプロテル PCB ツールの後継として、PCB 設計をはじめとする Altium Designer が提供する全ての機能を備えた「Altium Designer 拡張セット(620,000円税別)」販売しています。
PCBツールをお探しの皆様方へ
プロフェッショナルな PCB ツール Altium Designer 拡張セット

Q13. 古いプロテルで作成した回路図や PCB データを読み込んで再利用できますか?
A. 全ての旧バージョンで作成した回路図・PCB ファイルを読込み可能です!

Altium Designer では プロテルの全ての旧バージョンで作成したファイルを読込むことができなす。旧バージョンでの保存も可能ですが、全ての旧バージョンをサポートしているわけでなありません。また旧バージョンで保存する場合には、旧バージョンでサポートされていないオブジェクトが欠落しますので注意が必要です。
プロテル旧バージョンとの互換性
他社製品および旧製品との互換性

Q14. 標準ライブラリにはどれくらいの部品が含まれていますか?
A. ボードレベル用として 95,315個の部品が提供されています。

ボードレベル用として 95,315個の部品が提供されており、Altium Designerライブラリ ページでその詳細を知ることができます。List of available Altium Designer Summer09 libraries から標準ライブラリとして提供されている部品のリストを入手できるほか、部品の検索ページ から目的の部品を探し出すことができます。
必要な部品を探し出す
別売 TechLIB-SCH 国産シンボルライブラリ

以上のように、今年も数多くのお問合せをいただきましたが、基本的な機能に関するお問合せがほとんどでした。Altium Designer 10 では高度なドキュメント管理機能や、PCB の共同設計機能などの新しい機能が数多く実現されていますので、今後は導入検討に際してこれらの新機能についてもご注目いただきたいと考えています。 

Allegro ファイルの読込み

Altium Designer には、他社の CAD ツールで作成されたデザインファイルを読み込む機能が備えられており、数多くのフォーマットがサポートされています。

数年前までは低価格帯の CAD ツールに対するサポートが中心でしたが、今では DxDesigner の回路図ファイルや Allegro PCB ファイルなど、高額な製品で作成されたデザインファイルの読込もサポートされてきています。  - 他社製品および旧製品との互換性

中でも Allegro インポーターは重視されており、頻繁にアップデートが行われています。 Allegro PCB ツールは大手を中心に多くの企業で利用されており、OrCAD の PCB ツールも OrCAD Layout の終了 以来 Allegro をベースにしたものになっていますので、日本国内においても Allegro インポーターの利用者が増えてきています。

Allegro ファイルの読込みは Allrgro PCB ツールが Altium Designer と同じ PC にインストールされている場合には、Wizard を利用して簡単に行うことができます。

また、別の PC にインストールされている場合には、 Ascii ファイルの抽出のためにまず " Allegro2Altium.bat " と " AllegroExportViews.txt " の 2種類のファイルをアルティムのサイトから入手し、Allrgro PCB ツール がインストールされている PC にコピーします。そしてこのバッチファイルを起動しすることにより ASCII 形式でデザインデータが保存されます。そしてこのASCII ファイルを Altium Designer の Import Wizard で読み込みます。

この Allegro  ファイルの読込も手順は、弊社の Altium Designer ユーザー情報サイト で説明されています。また Aktium の wiki サイト でも説明されています。

プロテル旧バージョンとの互換性

Altium Designer10 の購入検討に際して、Protel 99 SE 作成したファイルを読み込むことはできますか?というお問合せをいただくことがあります。

旧ファイルの読込みは、CAD ツールとして欠くことが許されない機能です。当然 Altium Designer10 にも備わっており、プロテル(Protel)旧製品の全バージョンの回路図・PCB ファイルの読込みが可能です。

加えて Altium Designer10 では、旧バージョンのフォーマットで保存することもできます。例えば 回路図ファイルは、Protel 99 SE のフォーマットで保存できます。また PCB ファイルは Protel 2.8 (Ascii)、Prptel 98/v3、Protel 99、Altium Designer の初期バージョンのフォーマットで保存することができます。

ただし、旧バージョンでサポートされていないオブジェットが Altium Designer10 で使用されていた場合には正しく変換されませんので注意が必要です。例えば、Protel 99 SE ではサポートされていない TrueType フォントや ソリッド形式のポリゴンが配置されたものを Protel 99 SE フォーマットで保存すると、文字化けしたりデータが欠落したりします。

 TrueType 文字は、Protel 88 SE のフォーマットで保存すると、文字化けします。Silk_ad99.png

 ソリット形式のベタは、Protel 88 SE のフォーマットで保存すると、消滅しますpoly_ad99.png

このように Altium Designer10 では旧プロテルファイルとの万全の互換性を備えており、旧バージョンで作成されたあらゆるフォーマットの回路図・PCB ファイルを読込んで再利用することができます。また必要な場合には、旧バージョンのフォーマットで保存することもできます。

Altium Designer 10|14回目のアップデート

前回の投稿で、13回目のアップデートをご案内してから少し間が空きましたが、早くもこの間に 14回目のアップデートがリリースされました。ここのところ更新のペースが上がってきており、まるでブログの更新のような頻度です。

このアップデートに内容は、弊社の Altium Designer ユーザー情報サイトで紹介されています。

このページで内容を確認すると、今回もファイルの入出力機能を中心に、アップデートが実施されていることがわかります。

多くの改良点が示されていますが、この中で DXF/DWG エクスポートのテキスト表示が改良されたという説明があります。今まで、DXF/DWG の入出力機能にはあまり手が加えられておらず、久々のアップデートです。DXF/DWG の入出力は利用頻度の高い機能ですので、この勢いでどんどん進化させていってほしいものです。

また HyperLynx Expoter で、ソリッドリジョン、ポリゴン、プレーンをエクスポートするようになった、という説明があります。Altium Designer では今まで、これらのデータを出力することができず、HyperLynx との受け渡しに、アドオンスクリプトを利用しなくてはなりませんでした。

このように今回のアップデートでは、有用な多くの改良が行われています。サブスクリプションの期間中であれば無償で入手できますので、ぜひともご利用ください。

Altium Designer 10 |13回目のアップデート

Altium Designer 10 の 13回目のアップデートがリリースされ、サブスクリプション(保守契約)期間中のライセンスに対して、無償で提供されています。

リリースノートによると、今回のアップデートでは前回に続き、インポーターとエクスポータ機能(入出力・インターフェイス機能)を中心に改良が実施されているようです。昨今の設計開発・製造の現場では複数のCAE・CAD・CAM システムが併用されており、相互のインターファイスが大変重要です。このため最近の Altium Designer のアップデートでは、毎回と言ってよいほど入出力・インターフェイスの改良が実施されています。なおこのアップデートの詳細は AD10 アップデート リリースノート (10.747.23074) をご覧下さい。

また今回のアップデートでは、「DXP メニューの更新コマンド」によるアップデート以外に、バッチ形式でのアップデート手段が提供されます。これは見逃せない大きな改良です。

説明によると、Uninstaller を使ってアップデートのインストールが可能になるようです。この方法を利用すると時間の短縮が可能になるだけでなく、インターネットセキュリティーによるブロックなどを回避できるとのことです。今まで、プロキシなどの影響でアップデートがうまくいかなかったという音大も、これで解決する可能性があります。ただし今回のこの機能を有効にする為には、事前に従来の方法で "Altium Designer Installation System" のアップデートをインストールする必要があります。なおこの手順の詳細については Patching Instructions for AD10 Update 13 をご覧ください。

以上のように、今回のアップデートリリースでは新たに、インターネット セキュリティティシステムの影響を受けにくいアップデート手順が提供されています。「自宅では問題無いが会社ではうまくいかない」というような場合には、是非ともこの方法をお試し下さい。

アルティウムの公式 Blog より

AltiumLive に開設された アルティウムの公式 Blog では、アルティムの開発スタッフから積極的な投稿が行われており、開発中の新機能に関する情報を入手することができます。

直近の投稿では、現在アルティウムでは異形パッドのサポート強化に取り組んでいることが報告されており、その新機能の内容についてもわかりやすく説明されています。

これによると、アルティウムでは、異形パッドのサポートとして次の 3つの機能を開発中であり近々ベータリリースされるようです。

  • Top/Bottom レーヤに配置された異形パッドから、ソルダー/ペーストマスクを自動生成
  • ネット名に変更が加えられた回路図から Update-PCB を実行する際に、異形パッドに対してこのネット名の変更を反映
  • 複雑な形状の異形パッドの自由に作成できる べタエリア作成機能(Region)を追加

 以下はベタエリア作成に利用る Region ダイアログボックスと、この機能を利用して作成された異形パッドの様子です。いままでフットプリントエディターにはこの機能が無かったたので、多くのトラックを貼り付けたり、PCB エディターで作成したベタを貼り付けたりすることが必要でした。

Pad_Specialshape1.png

 フットプリントエディタで作成されたフットプリントは回路図シンボルに割り付けます。。そしてこの回路図シンボルを回路図上に配置し、Update PCB コマンドを実行することにより PCB 上に呼び出します。この一連の手順は従来と変わりません。

Pad_Specialshape2.png

 
これらの新機能は非常に的を得たものであり、これらが実現されることにより、異形パッドの作成と異形パッドを含むフットプリントの取り扱いが、随分楽になるのではないでしょうか?

Altium Designer 10 、12回目のアップデート

10月9日に Altium Designer 10 の 12回目のアップデートがリリースされました。リビジョン番号は 10.700.22943です。

代理店に対しては事前に、このアップデートで以下の改良が行われることがアナウンスされていました。

  • 日本語(TrueType)フォントを含むPCBファイルを正常に開ける様になった。
  • 日本語(TrueType)フォントを含むProtel99SEのファイル(*.ddb)を正常に読み込む事ができる。
  • 部品表出力時、日本語の文字列が途中で切れなくなった。

特に部品表の日本語文字の欠落については、多くのユーザー様からご指摘されておりましたが、以下のように「アイウエオカキクケコ」ろ入力したカタカナが、部品表に正しく表示されることを確認しました。

 text_jpn.png

Altium Designer ユーザー情報サイト にこのアップデートの内容が紹介されていますのでご覧ください。 

このアップデートのインストールは「プラグインと更新」コマンドでインストールすることができます。この「プラグインと更新」はアルティウムのサーバーとの更新によりプロセスが実行されますので、コンデションによってはうまくいかない場合があります。もしうまくいかない場合には「プラグインと更新コマンドでアップデートできない場合」をまずご確認ください。

なお、サブスクリプション(保守契約)が切れている場合には、以下のような画面が表示されアップデートをインストールすることができません。この場合にはサブスクリプションの更新をご検討ください。

messege_uodate.png

また、サブスクリプション期間内でも上記のメッセージが表示されアップデート出来ない場合もあります。スタンドアロンやプライベートサーバーでお使いの場合には、ライセンスファイルに記録されているサブスクリプションの期限が更新されす、サブスクリプション期間内でもアップデートできないという現象が報告されています。この場合、再度アクティベーションを行うか、スタンドアロンの場合には一旦オンデマンドに切り替えると、アップデートが可能になります。

アップデート出来ない場合には上記をお試しいただき、それでもうまくいかない場合には support@anvil.co.jp までお問合せください。

AltiumLive によるサービス、お問合せ方法など

Altium Designer 10 のリリースに合わせて用意された AltiumLive では、てさまざまな情報とサービスの提供が行われています。AltiumLive アカウントを取Web ページでは、AltiumLive アカウント取得前の方々に対しても、メインサイトへのアクセスが不要なはど豊富な製品情報が提供されています。

また AltiumLive アカウントを取得しサインインすると、プログラムのダウンロードやさまざまななサポート情報の入手が可能です。そこで今回はこのユーザー向けのサービスについておさらいをしてみたいと思います。

AltiumLive のトップページ は、Software、Content、Forums、BugCrunch、Blog の各ページにリンクされており、サインイン後はこれらのページで提供されているサービスを利用することができます。しかし AltiumLive のアカウントさえあれば、これらのサービスの全てを利用できるというわけではなく、ユーザー/非ユーザー、サブスクリプションへの加入/非加入によって利用できるサービスが異なります。この違いについては、Menbership のページで確認することができます。

ALive_menbership.png

  • Software
    Altium Designer のインストーラーの他、アンインストーラ、ライセンスサーバープログラム、ビューワーなどのダウンロード可能。
  • Content
    説明・解説書、トレーニングビデオ、部品ライブラリ、サンプルファイルなどを提供。
  • Forums
    Altium Designer、AltiumLive Feedback、The Lounge、Language specific forums の 4つの掲示板が用意されており、Altium Designer の掲示板で本日までに138,255件の投稿が行われています。
  • BugCrunch
    ユーザー参加による(バグ不具合)解消のシステムです。ユーザーは不具合の内容を直接投稿することができます。さらに他のユーザーはこのバグ報告に対して投票(vote )することによってその重要度を伝えることができます。アルティウムはこの投票数を対策優先度の判断に利用します。
  • Blog
    Altium の公式ブログです、Altium Designer の開発スタッフから新機能の開発状況などについての投稿が行われています。

これらのサービスのうち BugCrunch は特にユニークで有用なものです。

bugcrunch.png

アンビルコンサルティングでもお客様からの不具合の報告を受けこの BugCrunch への投稿 を行っています。

これらの AltiumLive によるサービスは Altium Designer の運用非常に役立ちますので、ぜひともご利用ください。

なおこの AltiumLive サイトの日本国内でのご利用に際しては、以下の点にご注意ください。

このサイト内のページのあちこちに、アルティウムに対するリクエストフォームへのリンクがあり、このフォームに入力することによりアルティウムに AltiumLive アカウントの発行や、その他の問合せを行うことができます。しかし日本国内では、Altium Designer ユーザーのサポートは全て代理店経由で行われることになっており、フォームから送信された場合でも処理される、代理店にその内容が転送されます。

この場合、対応までに時間がかかったり不完全になったりしてしまうことがありますので、AltiumLive アカウントの発行依頼などについては問合せフォームを利用です、直接弊社 info@anvil.co.jp または support@anvil.co.jp までお申し付けください。

プラグインと更新コマンドでアップデートできない場合

Altium Designer 10 は本年 3月のリリース以来、小刻みにアップデートが繰り返されており、現在までに 11回のアップデートがリリースされています。これらのアップデートにより現在の Altium Designer 10 は、見違えるほど完成度の高い製品に仕上がってきています。
そしてAltium Designer 10ではこれらのアップデートのイを plugin-update.pngコマンドによってインストールします。

plug-in.png

しかし、時にはこれがうまくいかない場合があります。

サインインしていない場合にはアップデートできません。またサインインしていてもプロキシやセキュリティプログラムにより通信がブロックされ、正しく機能しない場合があります。また、サブスクリプション契約が満了している場合にも、アップデートをインストールすることはできません。

このようにアップデートがうまくいかない原因はいくつかありますが、中でも多いのはInstallation Manager のリモートリポジトリの場所:のパス設定の誤りです。この部分は "http://installation.altium.com"  に設定されていなくてはなりません。

installarionmanager.png

この部分のパスの設定は、初期インストールの時に自動的に行われなす。たとえば、ダウンロードによってインストールを行った場合にはこの通りの URL が設定されますが、DVD やローカル インストールリポジトリからインストールした場合には、それらのインストールプログイラムの置かれていた場所までのローカルパスに設定されます。

この部分にローカルパスが設定されてる場合には、アルティウムのサーバーとの接続が確立しませんので、画面のカテゴリの部分にはなにも表示されません。

plug-in_error.png

 
このように、カテゴリの部分にプラグインのアイコンが表示されない場合、パス設定が誤っている可能性が高いので、リモートリポジトリの場所:のパスを " http://installation.altium.com " に書き換えてみてください。

なお、サブスクリプション(保守契約)が切れている場合には、以下のような画面が表示されアップデートをインストールすることができません。この場合にはサブスクリプションの更新をご検討ください。

messege_uodate.png

また、サブスクリプション期間内でも上記のメッセージが表示されアップデート出来ない場合もあります。スタンドアロンやプライベートサーバーでお使いの場合には、ライセンスファイルに記録されているサブスクリプションの期限が更新されす、サブスクリプション期間内でもアップデートできないという現象が報告されています。この場合、再度アクティベーションを行うか、スタンドアロンの場合には一旦オンデマンドに切り替えると、アップデートが可能になります。

アップデート出来ない場合には上記をお試しいただき、それでもうまくいかない場合には support@anvil.co.jp までお問合せください

必要な部品を探し出す

CAD を利用する場合には部品を表現したシンボルが数多く必要になります。これらはライブラリエディタで作成することができますが、できるだけ 標準ライブラリで提供されているものと利用し、作成の手間を省きたいものです。

そこでまず、Altium Designer の標準ライブラリの中から必要な部品を探し出すことが必要になりますが、これはさほど困難な作業ではありません。Altium Designer には、保存されたライブラリの中から必要な部を探し出すための検索機能が含まれており、これを利用すれば簡単です。

libsearch.png


しかし、インストールする前に部品を探しその部品が含まれているライブラリだけをインストールしたいという場合があり、この場合には Altium Designer の検索機能は利用できません。

このような場合には、Altium Designer board-level ページを利用して部品を探すことができます。

lib_web1.png


このページでは、ライブラリの一覧とダウンロードおよびライブラリの検索が可能です。

一覧から部品を探す場合にはList of available Altium Designer Summer09 libraries ページを利用して、表示されメーカーのリストからその目的に部品と提供しているメーカの行のの Contents の部分をクリックすると、そのメーカの部品を収容したライブラリのファイル名がリストされます。さらにこのライブラリファイル名をクリックすると、その中に含まれている部品の名前が表示されます。そしてここで部品が見つかればその場でライブラリをダウンロードすることができます。

lib_web2.png


また、強力な 検索フォーム が用意されており、部品名だけでなく他のいくつかの条件で絞り込むことにより、的確な検索が可能です。たとえば、Show only simulation-ready components にチェックを入れると、シミュレーションモデルが割り付けられた部品だけが検索されますので、回路図を シミュレーションに利用する場合には大変役立ちます。

lib_web3.png

 

Altium Designer の標準ライブラリには膨大な種類の部品は含まれていますので、自作する前にこのライブラリページを利用して、必要な部分がどの程度揃っているか調べてみてはいかがでしょうか?

ローカル インストールリポジトリからのインストール

Altium Designer のインストールと認証、その 3つの方法 で、ローカル インストールリポジトリからのインストールを紹介しましたが、改めてここでその手順を説明します。

この方法によるインストールは、すでに Altium Designer がインストールされている環境から、インストール DVD に相当するものを作成し、DVD からインストールする場合と同じように、この中のインストーラを起動することによって行います。この方法では、インストールの過程でインターネットを介して外部にアクセスすることはありませんので、インターネットに接続できない環境でもインストールすることが可能です。また複数の PC にインストールする場合には、インストール時間の短縮が可能です。

まずこの方法を用いる場合には、少なくとも 1台の PC に Altium Designer がインストールされていなくてはなりません。もし、まだインストール済みの環境が無い場合には、まずインターネットに接続できる環境で、インストールを行うことが必要です。またすでにインストールされている環境がある場合には、Puligins and Update コマンドにより、最新のリビジョンにアップデートしてください。

その後、利用者の表無の担当範囲に合わせてこの PC 上の Altium Designer をカスタマイズします。ローカル インストールリポジトリには、カスタマイズの結果が反映されます。このため使用するツールが異なる複数のユーザーグループのために、それぞれ異なったインストールリポジトリを作成して使い分けることにより、各ユーザがカスタマイズにに要する労力を、削減することができます。

カスタマイズが完了した後インストールリポジトリを作成し、このインストールリポジトリローカルなLAN 環境または OSB メモリなどのメディアにコピーします。そして各 PC からこの中のセットアッププログラムを起動してインストールします。そしてインストール後、各 PC の Altium Designer の Installation Manager  はローカルリポジトリを参照するように設定されます。

なおこのローカル インストールリポジトリからのインストールの過程では、インターネットにアクセスしませんので、ファイアーウォールやプロキシの影響を受けることはありません。

プラグインと更新コマンドを起動し、表示される Plugins 画面の右上にある Tools ドロップダウンから インストール リポジトリを作成(Create Installation Repository)コマンドをクリックすると、インストール リポジトリを作成(Create Installation Repository)ダイアログが表示される
CreateInstallation.png

利用者の仕事の内容に合わせて、必要な機能だけがインストールされるような、リポジトリを作成し、各 PC のインストールに利用することができる。

このダイアログボックスでは最初に、作成したいインストールリポジトリのタイプを選択します。

圧縮しない(Uncompressed):
ネットワーク、または大容量の USB ドライブ上にリポジトリをコピーしたい場合に適しています。
圧縮する(Compressed):
DVD、または小容量の USB ドライブへコピーしたい場合に適しています。データが圧縮されていますので、インストールに時間がかかります。
 
次に、リポジトリを保存するパスやフォルダを指定します。Destination Path の項目に直接パスを設定するかまたは。アイコンをクリックしツリーからフォルダを選びます。

これらの指定の後、作成(Create)ボタンをクリックすと指定したフォルダーにリポジトリが作成されます。

ローカル インストールリポジトリは、リポジトリを作成する PC 上の Altium Designer から抽出・生成される
RepositoryBeingCrea.png


リポジトリが作成されたら 閉じる(Close) ボタンをクリックして終了します。

指定したフォルダーに保存されたインストールリポジトリは、各 PC にコピーするかまたは、各 PC から保存場所のパスを指定してして利用します。

各 PC からインストーラー(AltiumInstaller.exe) を起動する事によってインストールPlugins_Repo.png

本ページはAltium Wiki サイトのコンテンツを利用して作成しました。

使わなきゃ損する 3つのウィザード

Altium Designer には編集作業を省力化するためのウィザードが数多く用意されています。そこでその中から、これは便利! と皆さんに相槌を打ってもらえそうな ウィザードを 3 つ選んでご紹介したいと思います。

PCB Board Wizard
これはその名のとおり、基板の外形を作成するためのウィザードです。次々を表示される入力フォームに各項目に数値を入力することにより、基板外形・層構成・デザインルールなどをを設定することができます。またあらかじめ用意されている基板外形の雛形を読み込んで利用することもできます。このウィザードを起動するためのコマンドは Files パネルの一番下の項目の最下部に表示されます。コマンドが目立たないところにあるので、このようなウィザードがあることを、ご存知無い方も多いのではないでしょうか?

PCB Board Wizard を起動するコマンドは Files パネルの一番下
boardwizard.png

 基板の形状を選び、各部の寸法を入力
board_dimension.png


IPC フットプリントウィザード/コンポーネント作成ウィザード
基板上に配置する、フットプリントを作成するためのウィザードです。2種類用意されており使い分けが可能です。IPC フットプリントウィザードは IPC 基準に沿って詳細に各部の寸法を規定することができます。一方コンポーネント作成ウィザードは入力項目が最小限に絞り込まれており、部品メーカーや実装工場から詳細な信奉情報が得られない場合には、こちらを利用すると良いでしょう。フットプリント作成の作業では、正確な作業を何度も何度も辛抱強く繰り返すことが要求されますが、これらのウィザードを利用することでこのような困難な作業から開放されます。もちろん、これらのウィザードで作成されたフットプリントは手作業で作成したものと同じように編集することができます。

2種類のウィザードは、PCB ライブラリエディタのツールメニューから起動
fpwizard.png

 パッケージの種類を選択
fptype_sel.png

 各部のサイズを入力
fpdimension.png


XSpice モデルウィザード
Spice シミュレーションモデルはテキストファイルですので、テキストエディタで作成することができます。しかしその文法やパラメータに対する理解が必要になり、初心者の手手に負えるものではありません。そこで用意されたのがこのウィザードです。部品メーカーから提供されたスペックシートの数値、または設計者による実測値からXSpice シミュレーションモデルを自動的に生成します。部品メーカからシミュレーションモデルを入手できないときには、もってこいのウィザードです。

回路図ライブラリエディタのツールメニューから起動
modelwizard.png

実測データ又は メーカの部品スペック。 どちえあのデータから作成するのかを選択
bjtmodel.png


他にも多くのウィザードが用意されていますが、特に役立ちそうな 3つのウィザードをご紹介しました。設計の腕を磨くことに加え、ウィザードなどの自動/半自動機能の使いこなしにもチャレンジしてみてください。

Altium Designer のインストールと認証、その 3つの方法

Altium Designer の場合、インターネットに接続した状態でプログラムをダウンロードしながらインストールし、プログラムから AltiumLive にサインインして認証を行うというのが普通のやりかたです。

しかし、プロキシやセュリティプログラムにブロックされ、これがうまくいかない場合があります。そこでその対処のため、インターネット環境の影響を受けにくい方法でのインストール・認証方法がいくつか用意されていますので、ここでまとめてご紹介いたします。

Altium Designerのインストール、その3つの方法

  1. AltiumLive からダウンロードしてインストール
    これが最も一般的な方法です。まず AltiumLive の Softoware ページからインストーラをダウンロードします。そしてこれを起動するとインターネット経由でモジュールをダウンロードしながらインストールが行われます。最新のリビジョンのプログラムを入手することができますので、可能なかぎりこの方法でインストールされることをお奨めします。
  2. インストール DVD からのインストール
    インストールプログラム が格納された DVD からプログラムをインストールします。インターネットに接続されていない環境でインストールすることができます。ただし、プログラムは頻繁にアップデートされているため、DVD に格納されているプログラムは最新のものでは無くなっている場合がほとんどです。このため、DVD からインストールするだけでは、最新のリビジョンのプログラムを利用することはできません。
  3. ローカル インストールリポジトリからのインストール
    インストール・リポジトリと呼ばれる、インストールプログラムとデータのセットを HDD 上に生成し、これを使ってインストールを行うことができます。この場合インストール・リポジトリはすでにインストールが完了した Altium Designer の機能を利用して作成しますので、最初の 1台についてはダウンロードまたは DVD によるインストールが必要です。たとえば、ダウンロードによるインストールが可能な環境にノート PC などを持ち運び、そこでインストールを終えたあと、インストール・リポジトリを作成するというような手順になります。

Altium Designer の認証、その3つの方法

  1. Altium Designer の My Account 画面からAltiumLive にサインイン
    Altium Designer では通常、プログラムを起動して My Account 画面を開き、ここからAltiumLive にアクセスしてライセンス情報を取得します。これが最も簡便な方法なのですが、インターネット環境によってはこの手続きがうまくいかないばあいがあります。このような場合、他の方法でライセンスファイルを入手することができ、My Account 画面からAltiumLive にサインインできなくても、Altium Designer の認証が可能です。ただし、オンデマンドで利用する場合には、必ず AltiumLive へのサインインができなくてはなりません。
  2. アカウントマネージャーからライセンスファイルをダウンロード
    アカウントマネージャーから、ライセンスファイルを取得し Altium Designer の認証を行うことができます。アカウントマネージャーには汎用ブラウザからアクセスしますので、Altium Designer 固有の障害は発生しません。ここで入手したライセンスファイルを、サインインできない My Account 画面から保存することにより認証することができます。なお、オンデマンドでご購入いただいた場合にはそのままではライセンスファイルを取得できず、この場合にはアルティウムへに依頼して、スタンドアロンに切替えてもらうことが必要です。
  3. ライセンスファイルをアルティウムに請求
    My Account 画面での認証や、アカウントマネージャによるライセンスファイルの取得ができない場合には、アルティウムにライセンスファイルを請求することができます。オンデマンドでご注文いただいた後、インターネット環境との不整合だ発覚した場合には、アルティウムにスタンドアロンへの切替を依頼することが必要になりますので、この切替依頼の際にあわせてライセンスファイルを請求すると良いのではないかと思います。

以上のように、インターネット環境でのセットアップがうまくいかない場合には、いくつかの方法により対処が可能です。詳細をお知りになりたい場合には info@anvil.co.jp または support@anvil.co.jp までお問合せください。

スタンドアロンとオンデマンドの違い

Altium Designer にはスタンドアロン、オンデマンド、プライベート・サーバーの 3種類のライセンスタイプが提供されています。そしてこのうちのスタンドアロンとオンデマンドの 1 User のライセンスについては、ライセンス購入後ユーザー自身が勝っ手に、いつでも何度でも、オンデマンドに切替たりスタンドアロンに切り替えたりすることができます。

要するに、スタンドアロンを購入してもオンデマンドに切り替えることができ、オンデマンドを購入してもスタンドアロンに切り替えることができるので、1 User の場合はスタンドアロンとオンデマンドは実質的には同じものです。このためプライベート・サーバーをご指定いただいた場合以外には、オンデマンドタイプをお出ししておりました。

しかし最近、スタンドアロンの場合には、Altium Designer のアカウント画面によるオンラインでのライセンス認証が不必要なことに気が付きました。

Altium Designer は ライセンスマネージャからライセンスファイルを取得してプログラムをアクティベーションすることができます。スタンドアロンタイプで出荷されている場合には、Altium Designer のアカウント画面での手続きを行わなくてもライセンスマネージャのバージョン選択画面にご購入いただいたライセンスが表示され、即刻ダウンロードすることができます。

account_man_sel.png


この事はスタンドアロンで出荷されている場合、、Altium Designer からのインターネットアクセスを一度も行う事なしに、Altium Designer を利用できることを意味します。一方で、オンデマンドで出荷されている場合には、Altium Designer のアカウント画面からアルティウムのサーバーにアクセスして、スタンドアロンに切り替えなくてはなりません。

要するにオンデマンドとスタンドアロンでは、Altium Designer からインターネット経由でのアクセスが必要であるか、必要で無いかの違いがあります。

プロキシ経由でインターネットに接続されている場合、この事はきわめて大きな違いです。もしトライアルライセンスをお試しの際に、Web 経由での認証に不具合等を経験された場合には、発注時に「オンデマンドでなくスタンドアロンで手配」する旨お伝えください。

Altium Designer 旧バージョンのライセンス認証

DXP プラットフォームの導入以降 Altium Designer のライセンス認証は、アルティウムが設置したサーバーに、インタネットを介してアクセスするというシステムになっています。このシステムの持つ柔軟性により、ユーザー様方のニーズにあったライセンスタイプの選択可能になりました。

そして現在、このシステムの特徴を生かしたオンデマンドライセンスは、インターネットにさえ繋がっていれば、世界中のどこででもライセンスを使用できるという可搬性の良さにより、Altium Designer の標準的なライセンスタイプになっています。 ライセンス管理システムの変遷

また、このシステムは柔軟姓と安定性のさらなる向上のたの改良が続けられており、現在サーバーの改変が行われているところです。そして現在、この作業に伴い旧バージョンの Web 経由での認証サービスが停止しており、e-mail 経由 またはアカントマネージャー経由でしか認証ができない状態です。 

もし、旧バージョンをお使いの場合には以下の一覧表をご確認のうえ e-mail 経由 または アカントマネージャー経由で認証 していただくようお願いいいたします。 

Altium Designer ライセンス認証サービスの稼動状況

製品名・バージョン Web e-mail アカウントマネージャ
Protel 2004
Altium Designer 6
Summer 08
Winter 09
Summer 09
Altium Designer 10

以上、ライセンス認証に関してご不明な点がございましたら、support@anvil.co.jp までお問合せください。

Altium Designer のビューワー

(旧アルティウムの情報箱からの転載)

Altium Designer には専用のビュワーが用意されており、Altium Designer を購入しなくても Altium Designer で作成された、回路図や PCB ファイルを読み込んで、表示させることができます。

この Altium Designer ビュワーはライセンスの認証は必要なく、プログラムのインストールが終われば、すぐに使用が可能です。また、この ビュワーは無料で、ライセンス期間も無期限です。

このビューワプログラムは、以下のページから入手可能です。
http://altium.com/community/downloads/jp/viewer-edition.cfm

現在 Altium Designer 10 が現行バージョンですが、ビューワーは Summer 09 世代のバージョンです。デザインファイルのフォーマットが変更されていませんので、一つ前のバージョンのまま提供されています。

またこのページではプログラムの配布だけでなく、ビューワの内容についての説明も行われていますので、ダウンロードする前に一通り目を通してください。

Altium_Designer_Viewer_s09.png


特に、このページ の FAQ で説明されている以下の 2 点には注意が必要です。

項目 2. では、ビューワがサポートしている、回路図とPCB ドキュメントのバージョンが説明されています。
ここには、Protel DXP 以降のバージョンで作成されたファイルの読込みが可能であることが示されています。Protel 99 SE 以前のツールで作成されたファイルは読み込めません。

項目 7. には、Altium Designer の製品版とビューワを、併用する際の注意点が示されています。
ここには、製品版とビューワの両方を同じ PC 上にインストールしないように奨めると書かれています。理由のひとつとして、ファイルタイプの競合があげれらています。普通に考えても、後でインストールしたビュワに、Altium Designer のドキュメントの拡張子が関連付けられてしまいますので、製品版を使う際には多少の不便が生じます。もし、製品とビューワの両方を同じ PC にインストールされる場合には、このような点にご注意ください。

このビューワのインストールプログラムのサイズは、125MB(.zip)です。手軽なサイズなのでさっそくダウンロードし、インストールしてみました。

とりあえず画面に表示されたメニューを見て、気の付いた点をいくつか上げてみます。


Altium_Designer_Viewer_menu.png
                          * メニューは日本語に変更できます

  • 当然のことながら File メニューには Save コマンドがありません。
  • File メニューには Smart PDF コマンドがありませんので、PDF 出力はできません。
  • Report マニューには Bill of Material コマンドがあり、部品表の出力が可能です。
  • 回路図からネットリストを出すことはできません。
  • コンパレータを使った相違点の比較はできません。
  •  ドキュメントの印刷機能は一通り揃っています。
  • ガーバービューワもついています。

なおこのビューワについては、Altium Designer ユーザ情報サイトViewer Editoin について でも紹介されています。

Altium Designer 10 では PDF によるドキュメント出力が充実していますが、このビューワーを利用すれば、より精密なデザインデータの受け渡しと内容の確認が可能になります。

Altium Designer 10、Protel 99 SE からの進化

Altium Designer 10 がリリースされてからほぼ半年を経過し、この間の10回のアップデートで不具合の解消も進み、完成度の高い製品に仕上がってまいりました。

そしてこれに呼応するかのように、Altium Designer 10 のお引き合いが日増しに増えてまいりました。新規購入だけでなく、アップグレードに関するお問合せも多く、その中で特に目立つのが Protel 99 SE ユーザー様からのお問合せです。

Protel 99 SE ユーザー様からは必ずと言ってよいほど、Protel 99 SE で設計したデータは再利用できるか?という事と、Protel 99 SE とどこが違うのか?という事をお問合せいただきます。もちろん Altium Designer 10 は Protel 99 SE の デザインデータベース(DDB) および個別ドキュメントの双方の読込をサポートしていますので、Protel 99 SE のデザインデータを再利用できます。

しかし、Protel 99 SE とどこが違うのか?というお問合せについては、あまりにも違いがありすぎて簡単にはお答えできません。そこで的外れな回答を避けるためにまず、Protel 99 SE以降の進化の概要を弊社サイトでお調べいただき、ある程度具体的なところまで絞り込んでからお問合せいただけると助かります。

以下のページで Protel 99 SE 以降の進化の経緯が説明されていますので、まずはこれらをご覧いただければ幸いです。

上記の情報が、進化の全体像の把握に役立つはずです。Protel 99 SE に至るまでの経緯についても アルティウムの情報箱 アルティウムの知恵袋  アルティウムと歴代の Protel-PCB ツール  プロテルのはじまり などで紹介されています。これらの古い情報ページからも新しい何かが見つかるかも知れません。

Altium Designer 10 は Windows 7 に正式対応しております。旧 プロテル製品をお使いの方はぜひともアップグレードをご検討ください。

AltiumLive と Altium Designer のセットアップ

Altium Designer 10 では新たに設けられた AltiumLive アカウントによりライセンスが管理されています。

一つ前の Summer 09 のライセンス SUPPORTcenter で管理されており、その発行やセットアップの手順が異なります。この両者の違いは、AltiumLive と SUPPORTcenter - 新旧 2つのライセンス管理 で簡単に説明されていますが、ここでもう少し詳しく AltiumLive と Aktium Designer のセットアップについて説明したいと想います。

AltiumLive では、ユーザーごとに用意された専用ページでの初期設定が必要
以前のSUPPORTcenterでは、ライセンスの発行と同時にSUPPORTcenter Credenteial と呼ばれるログイン情報が提供され、最初のサインインの際に新しいパスワードを設定するだけで認証(ライセンスの取得)ができ、すぐに Altium Designer を利用することができました。しかし AltiumLive では事前に専用ページでの初期設定が必要です。

この専用ページのアドレスはメールで告知されますが、場合によって手順やタイミングが異なります。

Altium Designer 10 の正規ライセンスを購入した場合
ライセンスの発行と同時に、ご登録いただいたメールアドレス宛に「Altium Designer ご購入頂きありがとうございます」という件名の案内が送信されます。この中に専用ページのアドレスとセットアップ手順の説明が示されています。

ユーザーはまず、この専用ページにアクセスし画面に表示されるガイドに沿って設定を行います。最初の画面には、ご登録いただだいたメールアドレスが ID として表示されます。これに対してまずパスワードの設定を行います。すでに SUPPORTcenter Credenteial をお持ちの場合には同じパスワードに設定されることをお奨めします。

またこのページは IE6 では正常に機能しません。 IE8 以降のバージョンをお使いになることをお奨めします。なお、以前に Altium Designer 10 のトライアルライセンスをご利用いただいている場合にはその時に発行された AltiumLive アカウントがそのまま利用できますので、この専用ページでの手続きは不要です。

Altium Designer 10 のトライアルライセンスの場合
ライセンスの発行と同時に、ご登録いただいたメールアドレス宛に
Important Informatio?n: License file for Altium Designer」という件名の案内が送信されます。送信されるメールのタイトルと文面は異なりますが、セットアップの手順は正規ライセンスの場合と同じです。

Altium Designer 10 への無償アップグレード場合
今年の 3月 4日、無償アップグレード対象者の登録メールアドレス宛に
Altium Designer 10ダウンロード開始!」という件名の案内は送信されています。この中に専用ページのアドレスとセットアップ手順の説明が示されています。

送信されるメールのタイトルと文面は異なりますが、セットアップの手順は正規ライセンスの場合と同じです。Altium Designer 10 へのアップグレード手順 にもう少し詳しい説明があります。

AltiumLive アカウントを追加した場合
申請を行うことにより、購入時の登録ユーザーでなくてもAltiumLive アマウントを取得し、Altium Designer を利用することができます。申請は、info@anvil.co.jp または、support@anvil.co.jp でお受けしておりますので、社名、部署名、フルネーム、メールアドレスを明記の上お申し付けください。

申請によりアカウントが発行されると、弊社経由の場合には「AltiumLive アカウントの発行」というタイトルのメールで弊社から、専用手続きページのアドレスと手順をご連絡します。その後の手順は正規ライセンスの場合と同じです。

以上のように、それぞれメールのタイトルと内容に違いはありますが、同じように専用手続きページにアクセスしてアカウントに初期設定を行います。

専用ページでの手続きの手順については、Altium Designer 10 出荷開始  にも説明がありますのでご覧ください。

以上、ご不明な点がございましたら support@anvil.co.jp までお問合せください。

Altium Designer 10 へのアップグレード手順

Altium Designer 10 のリリース後、約 5 ヶ月経ちましたが、いつまで経ってもいっこうに減らないのが、Altium Designer 10 へのアップグレード手順の問合せです。なかでも特に多いのは、無償アップグレードの権利をお持ちのユーザー様からのお問合せです。

Altium Designer 10 がリリースされたことは知っていても、手元にアップグレードパッケージが届いているわけもありませんので、アップグレードの手順が思い浮かばなくても不思議はありません。そこで弊社への問合せとなるわけです。

Altium Designer 10 へのアップグレード手続きはまず、AltiumLive アカウントの初期設定から始まります。Altium Designer 10 ではユーザーごとに AltiumLive アカウントが用意され、そこでライセンスが管理されます。ユーザーはまず、このユーザー専用ページにアクセスして、初期設定を行うことが必要です。これを行うことにより AltiumLive アカウントへのサインインが可能になり、Altium Designer 10 のライセンスを取得することができるようになります。

この、初期設定のためのユーザー専用ページの案内方法は、新規にライセンスを購入された場合と、無償アップグレードの場合では異なります。

無償アップグレードのユーザー様に対しては、3月 4日に「Altium Designer 10ダウンロード開始!」というタイトルのメールによって案内されていますので、アップグレードしようとする場合にはまず、このメールを探してください。

ad10_update_mail500.png

このメールの「アマウント登録」 のボタンを押すと、AltiumLive アカウントの初期設定が始まります。まず、パスワードの設定が要求され、その後数項目の設項目が次々と現れます。

この設定が終った後、AltiumLive のSoftoware ページからプログラムをダウンロードしてインストールする、という手順になります。

アップグレードの際には必ずこのメールが必要になります。まず 3月 4日の受信トレイを探し、見つからない場合には再送が可能ですので、support@anvil.co.jp までご連絡ください。

他機種との互換性 - ガーバーを使ってリバースエンンジニアリング

Altium Designer は、CADENCE Allegro、Expedition、CADSTAER、OrCAD Layout、PADS、P-CAD など、主要な PCB CAD のデータの読込み機能を備えており、これらの CADで設計されたPCB レイアウトをそのまま読み込んで編集することができます。

しかし、設計現場で使用されている PCB CAD はこれだけではありません、特に日本では、国産の CAD が普及しており、基板設計を外部に依頼すると国産の CAD で設計が行われる場合があります。 しかし Altium Designer ではこれらの 国産 CAD のデータの読込みはサポートされていません。

そこで、これに代わる方法として、ガーバー データを Altium Designer に読み込んで編集することが可能です。 この場合、Altium Designer ではただ単にガーバーを読み込んでそのまま編集するのではなく、CAM エディタ(CAMtastic)にガーバーデータを読み込み、それを Altium Designer のPCB データに変換して、 PCB ツールのコマンドを使用して編集することができます。アルティウムではこれをリバースエンジニアリングと呼んでいます。

また、ガーバーを読込んで編集編集するという説明からは、ガーバー編集用の生産性の低いコマンドを使用した手間のかかる作業を想像しがちですが、この場合には使いなれた Altium Designer の PCB 編集コマンドが使えますので、小規模な変更であればさほど不便は感じないはずです。

手順は以下のとおりです。

  1. CAMtasticガーバーエディタに に Gerber と NC データを読み込む
    CAM エディターの [ Files ] - Import コマンドを使用する。Quick Loard という一括読み込みの機能があり、これを利用すると基板を構成するファイルをまとめて読み込むことができる。
  2. ネットリストを抽出
    レーヤ属性の設定 → レーヤオーダーの設定 → ネットリストの抽出、という一連の作業を行う。
  3. CAMtastic のデータを Altium Designer の PCB データに変換
    [ Files ] - Export - Export to PCB コマンドで Protel に データを送る
  4. Altium Designer に読み込まれた PCB データからビアを抽出して変換
    変換された PCB データはランド部分は全てパッドになっており、ビアとの区別がない。このため、Find Similar Objects の機能を使ってビア部分を検出し、この部分をビアに一括変換する。
    union.gif
  5. Altium Designer の PCB 編集機能を使って修正
    変換元データがガーバですので、そのままでは部品単位での移動はできない。このため部品の移動を行う場合には、[ Tools ] - Convert - Create Union from Selected Components コマンドを使ってパッドをグループ化する。さらにこのメニュー下部にある、Add Selected Primitives to Component でシルクをグループ化する。これら機能を使用すると、オリジナルの CAD データと同じように部品単位での移動が可能になります。

 さらに Altium Designer ではその豊富な機能を駆使して一旦読み込んだガーバーデータを、オリジナルのPCB データに近付けることができます。もしAltium Designer または、旧プロテルで描かれた回路図があれば、回路図と整合する Altium Designer の 完全なPCB データに復元することができます。この手順については DesignWave 誌の記事で詳細に解説 してあります。 ただし冒頭2ページしか公開されていませんので、詳細をお知りになりたい場合には、アンビルコンサルティングまでお問合せ下さい。

しかし一方で、完全なPCB データへの復元にはかなり手間がかかります。簡単な修正ならあまり欲張らず、単に (CAM エディターを介して)ガーバデータを Altium Designer に読み込んだだけの状態で編集したほうが能率的だと思います。

Altium Designer では簡単にガーバーデータを読み込み、使い慣れた PCB 編集機能を使って修正することができます。「ガーバー はなにかと面倒」という先入観を捨てて一度この方法をお試しください。

他機種との互換性 - ネットリスト編

Altium Designer は統合ツールですので、他のツールの力を借りずに設計を完結することができますが、現実にはプリント基板の設計を外部に委託することが良くあります。この場合には Altium Designer  以外の PCB ツールが使用されることが稀ではなく、ネットリストによるデータの受け渡しが要求されます。

Altium Designer には以下のフォーマットでのネットリスト出力機能をしなえており、PCB 設計の委託先で使用されている CAD に合ったフォーマットのネットリストを選ぶことができます。

ad_net450.png 

 Cadnetix, Calay, EDIF for PCB, EESof, Intergraph, Menter BoadStation, MultiWire,OrCAD/PCB2, PADS, PCAD for PCB, PCAD CADnlt, Protel2, Protel, RINF, SciCards, Tango, Telesis, Vsrilog File, VHDL File, WireList, XSpice

たいていの場合にはこの中のどれかで、やり取りが可能になるはずです。しかしながら、日本では国産の PCB CAD が普及しており、これらの CAD のフォーマットによるネットリストの受け渡しが必要になる場合があります。

このYな場合には、外部ツールによるネットリストの変換が必要になり、アンビル コンサルティングでは独自に Altium Designer 専用のネットリスト変換ツールとして、NET-TOOL ad を用意しております。

この NET-TOOL ad はライズコーポレーションがら販売されている、 NET-TOOL ++の機能を制限したものであり、Protel またはProtel2 フォーマットのナットリストを以下のフォーマットに変換することができます。

BoardWorks(Windows), CADLUS, CADMAX, CADNETIX, CADVANCE V, CR-2000, CR-3000(ccf), CR-5000, Computer Vision, CSiEDA Ver4, CSiEDA Ver5, DCS, DK-Magic, DK-Σ, Dream CAD, EVOLUTION, Expedition PCB,  ICAD, Intergraph, K4, MENTOR, MM-2, MM-Colmo, MM-PC, MY-PCB?, PADS, P-CAD(ALT), P-CAD(WRL), POWER-VIEW, Protel, PROVIDENCE, SCICARDS, SCICARDS28, START(UNIX), START(Windows), TANGO, TELESIS, THEDA, VISULA, WorkView(Net), OrCAD(Capture), OrCAD PCB?

このように、ネットリストの互換性についても万全です。

他社製品および旧製品との互換性

Altium Designer 10 は、他社製品および Altium の旧製品との互換性を保つために、さまざまな CAD で作成されたファイルの読込みと、さまざまな CAD フォーマットでの書き出し(保存)をサポートしています。

これらの他機種で作成されたファイルを読み込む場合には、ただ単に [ファイル] >> 開く、または [ファイル] >> インポート、コマンドを起動するだけで、特別な操作は必要ありません。

     [ファイル] >> 開く、コマンドによりささまざままな種類の CAD ファイルの読み込みが可能

menu_in500.png
            他機種ファウルの読込み機能は、プラグインモジュールで提供されている 

 さらに、一部の CAD フォーマットに対してはインポートウィザードガ用意されており、変換条件を精密かつ簡単に設定できます。またこのウィザードでは、OrCAD 回路図とPADS PCB のい組み合わせで作成されたデザインファイルを、その関係を保ったままAltium Designer のプロジェクトに変換する機能を備えています。

wizard_in.png


これらの方法により、以下のフォーマットで作成されたファイルの読みが可能です。

回路図データの読込み

  • Protel Schematic の全バージョン
  • P-CAD Schematic ASCII(V15 & V16)
  • CircuitMaker 2000
  • Orcad Capture (V7, V9 & V10)
  • PADS Logic
  • DxDesigner
  • R2000 までの AutoCAD DXF/DWG

PCB データの読込み

  • Protel PCB の全バージョン
  • P-CAD PCB ASCII(V15 & V16)
  • P-CAD PDIF
  • PADS PCB ASCII
  • Orcad Layout(V7)
  • CADENCE Allegro
  • Expedition
  • CADSTAR
  • Specctra RTE
  • SDRC-IDF Brd
  • R14 までの AutoCAD DXF/DWG(電気層への読み込み)
  • Gerber - batch および Single
     

他機種のフォーマットによる書き出しも、単に [ファイル] >> 名前を付けて保存、コマンドを起動するだけです。

  回路図の保存
sch_save400.png

  PCBの保存
pcb_save400.png

  プロジェクトの保存
prj_save400.png

 
このような簡単な操作で、以下のフォーマットでの保存が可能です。

回路図の書出し

  • Orcad DOS Schematic
  • Protel Schematic V4
  • Protel Schematic テンプレートファイル
  • AutoCAD (DXF/DWG)

回路図ライブラリの書出し

  • Orcad Capture (olb)
  • Protel Schematic V4 (Protel 99 / 99SE)
  • P-CAD V16

PCB の書書出し

  • V3 binary (Protel V3 / Protel 98)
  • V4 binary (Protel 99 / 99SE)
  •  V5 binary (Altium Designer 6 の初期のフォーマット)
  • AutoCAD (DXF/DWG)
  • HyperLynx (hyp)
  • P-CAD ASCII
  • Protel PCB 2.8 ASCII (Advanced PCB 2.8)
  • CADENCE Specctra (DSN)
  • SDRC-IDF  (Brd)
  • STEP(step / stp)
  • Ansoft HFSS (.anf)
  • SiSoft Quantum-SI (.csv)

PCB ライブラリの書出し

  • V3 binary (Protel V3 / Protel 98)
  • V4 binary (Protel 99 / 99SE)
  • V5 binary (Altium Designer 6 の初期のフォーマット)
  • P-CAD V16(lia)

プロジェクトファイルへの書き出し

  • OrCAD Capture (dsn)
  • P-CAD Schematic

他社製シミュレーションツールとの互換性 についてはこちら に説明があります。また、PADSOrCAD との互換性についても、こちら  と こちら で説明されています。

このように A;tium Designer では多くの種類の CAD フォーマットがサポートされており、Protel P-CAD 等の旧製品、および他社製品に対する互換性は万全であると言えます。

AltiumLive と SUPPORTcenter - 新旧 2つのライセンス管理

AltiumDesigner 10 では各ユーザのライセンスが、従来の SUPPORTcenter ではなく、AltiumLive アカウントで管理されるようになりました。ここにきてようやく落ち付きましたが、AltiumDesigner 10 のリリース直後には多くのお問合せをいただきました。

そこで、この新旧2つのライセンス管理についておさらいをしてみたいと思います。

Summer 09 は SUPPORTcenter でライセンスを管理
Summer 09 ではライセンスの発行にあわせて、SUPPORTcenter のアカウントがユーザーごとに用意され、ここにユーザーのライセンス情報が格納されています。ユーザーは Summer 09 の画面からこのアカウントに SUPPORTcenter Credential というログイン情報でログイン(サインイン)してライセンスを取得します。
SUPPORTcenter Credentialはライセンス購入時の登録ユーザーには、ライセンス購入の際に自動的に提供されますが、それ以外に対しては、ユーザー様からの請求によりそのつど発行されます。

Altium Designer 10 では AltiumLive でライセンスを管理
Altium Designer 10 では SUPPORTcenterではなく新しく用意されたAltiumLive によりライセンスが管理されます。Altium Designer 10 の画面からサインインする際には、SUPPORTcenter CredentialではなくこのAltiumLive のログイン情報を入力する必要があります。
また、手続きの方法も変わりました。Summer 09 ではライセンス購入時にSUPPORTcenterへの仮パスワードがメールで告知されましたが、Altium Designer 10 では 各ユーザ様専用に用意された AltiumLive アカウントの手続き画面の URL がメールで告知されるという仕組に変更されています。この AltiumLive アカウントもSUPPORTcente r同様、ライセンス購入時の登録ユーザーには自動的に提供されますが、それ以外に対してはユーザー様からの請求によりそのつど発行されます。

Summer 09 と Altium Designer 10 を併用される場合には
Summer 09 からアップグレードされたユーザーはすでに SUPPORTcenter Credential を取得済みなので、特別な手続き無しにSummer 09 と Altium Designer 10 を使い分けることができます。Altium Designer 10 を新規にご購入いただいた場合には、SUPPORTcenter Credential を別途に申請し取得していただくことにより、この新旧バージョンの使い分けが可能になります。SUPPORTcenter および AltiumLive 共にパスワードはユーザー自身が設定します。この際、双方に同じパスワードを設定することにより、双方の違いを意識する必要が無くなり、使い分けをより容易に行うことが可能になります。

プライベートサーバーの場合
プライベートサーバーの場合は、サ^バープログラムからサインインを行うことが必要ですが、Altium Designer 10 の場合にもサーバープログラムは Summer 09 用のものが使用されていますので、デフォルトの設定のままでは、SUPPORTcenter に繋がってしますます。このため接続先のサーバーアドレスを変更することが必要です。詳しくは プライベートサーバー・ライセンスのセットアップについて をご覧下さい。

アカウントマネージャーについて
アカウントマネージャーは、現在のところ Summer 09 と Altium Designer 10 で共用されていますので、同じサイトに Summer 09 および Altium Designer 10 のいずれのパスワードでもサインインできます。アカウントマネージャーではライセンスファイルの取得やライセンスの管理ができ運用に大変欲立ちますので、有効にご利用ください。詳しくは Altium Account Manager によるライセンスファイルの取得  をご覧下さい。

Altium Designer 10 のアップデート

Altium Designer 10 では、プラグインによるアップデートシステムが新たに導入され、イニシャルリリースの後すでに 8回ものアップデートが実施されています。

このシステムでは刻みにアップデートが提供され、ユーザは頻繁にこのアップデートをインストールしなくてはならないというデメリットはあります。しかしメジャーアップグレードの直後Nには迅速な不具合の解消が必要になりますので、現段階においては重要なアップデートを待つことなく入手できるこのシステムのメリットが十分に発揮されているように思います。

そこで Altium Designer 10 のリリース後に実施された 8回のアップデートの足跡を追ってみました。なおこのアップデートのリリースノートは、弊社 Altium Designer ユーザー情報サイト でご覧いただけます。またアップデートのインストールにはサブスクリプション(保守契約)への加入が必要です。

1 回目:2011年 3月24日
From release 10.391.22084 to 10.467.22184

  • システム コンポーネント: PCB システム - 5件
  • システム コンポーネント: Schematic システム - 1件

回路図上に入力した日本語の後半が欠落する問題が解決した。ただし旧バージョンで保存した日本語が文字化けする問題は未解決。またこのリリースでは、Altium Designerベースモジュールは、アップデートされていない為、プラットフォーム ビルド ナンバーは、10.391.22084のまま変わらず。

2 回目:2011年 4月12日
From release 10.467.22184 to 10.494.22274

  • システム コンポーネント: Altium Designer ベースシステム - 8件
  • システム コンポーネント: Altium Designer インストールシステム - 3件
  • システム コンポーネント: 回路図システム - 4件
  • ハードウェア サポート パッケージ: デバイスサポート Xilinx Spartan-3AN - 1件

3 回目:2011年 4月29日
From release 10.494.22274 to 10.516.22330

  • システム コンポーネント: Altium Designer システム - 2件
  • システム コンポーネント: PCB サポート - 1件
  • システム コンポーネント: 回路図 システム - 3件
  • システム コンポーネント: ソフト デザイン システム - 2件
  • システム コンポーネント: ソフト デザイン サポート - 1件
  • システム コンポーネント: ソフト デザイン ファームウェア - 3件

4 回目:2011年 5月13日
From release 10.516.22330 to 10.537.22385

  • システム コンポーネント: PCB システム - 8件
  • システム コンポーネント: Schematic システム - 2件
  • システム コンポーネント: データ マネージメント - 8件
  • システム コンポーネント: Altium Designer ローカライズ - 3件

このモジュールのリビジョンは、10.537.22385となります。このリリースでは、Altium Designerベースモジュールは、アップデートされていない為、プラットフォーム ビルド ナンバーは、0.516.22330 のまま変わりません。

5 回目:2011年 5月19日
From release 10.537.22385 to 10.545.22410

  • システムコンポーネント: Altium Designerベース - 件
  • システムコンポーネント: PCBシステム - 5件
  • システムコンポーネント: PCBサポート - 7件
  • システムコンポーネント: 回路図システム - 3件
  • システム コンポーネント: ソフト デザイン システム - 6件
  • システム コンポーネント: ソフト デザイン サポート - 1件
  • システム コンポーネント: ソフト デザイン 合成ライブラリ - 1件
  • ハードウェア サポート パッケージ: デバイス サポート - Actel IGLOO nano - 1件
  • 出力 ジェネレータ: Output - ODB - 1件

6 回目:2011年5月26日
From release 10.545.22410 to 10.554.22457

  • システム コンポーネント: Altium Designer ベースシステム - 5件
  • システム コンポーネント: PCB サポート - 1件
  • システム コンポーネント: ソフト デザイン システム - 5件
  • システム コンポーネント: ソフト デザイン サポート - 1件
  • システム コンポーネント: データマネージメント - 2件
  • システム コンポーネント: デバイス レジストリ - 1件
  • システム コンポーネント: Altium Designer ローカライズ - 5件
  • FPGA コンポーネント: FPGA Configurable - Generic Logic - 1件
  • ハードウェアサポートパッケージ: デバイス サポート - Altera Cyclone 4E - 1件
  • ハードウェアサポートパッケージ: デバイス サポート - Xilinx XC9500 - 1件
  • ハードウェアサポートパッケージ: デバイス サポート - Xilinx XC9500XV - 1件
  • インポート&エクスポーター: Ansoftエクスポーター - 2
  • インポート&エクスポーター: PADSインポーター - 7件

このアップデートでは、PADSV2007.0 と V9 回路図とPCBデザイン、回路図ライブラリ、PCBライブラリへの対応が追加されました。

7 回目:2011年6月1日
From release 10.554.22457 to 10.564.22479

  • システム コンポーネント: Altium Designer ベースシステム - 5件
  • システム コンポーネント: PCB システム - 4件
  • システム コンポーネント: 回路図システム - 2件
  • システム コンポーネント: ソフトデザイン システム - 5件
  • システム コンポーネント: データ管理 - 1件
  • FPGAコンポーネント: FPGA Configurable Custom Wishbone Device - 1件

8 回目:2011年6月14日
From release 10.554.22457 to 10.564.22479

  • システム コンポーネント: Altium Designer ベースシステム - 2件
  • システム コンポーネント: PCBシステム - 5件
  • システム コンポーネント: PCBサポート - 2件
  • インポーター&エクスポーター: Allegroインポーター - 2件
  • インポーター&エクスポーター: PADSインポーター - 5件
  • Outputジェネレーター: Output STEP - 2件

現在のところ内容はまだ不具合の修正がほとんどですが、PADS の新しいバージョンに対応したインポーターなどの新機能も提供されており、徐々に新機能の提供にウェイトが移り始めている様子がうかがえます。

Update PCB とコンポーネント ID

最近 Update PCB を実行したら「PCB 上に配置済みの部品の位置が移動してしまうがなぜ?」という問合せを良くいただきます。このような場合はたいてい、[ツール]>> コンバート >> コンポーネント ID のリセットを実行することにより、解決します。

reset_id.png


Altium Designer では、回路図とPCB のリンクに それぞれの部品に与えられた固有の ID を利用しています。なにかの拍子にこの ID が壊れると、回路図と PCB との間のデータの照合ができなくなります。そこでこの ID を再構築するための手段としてこの、「コンポーネント ID のリセット」コマンドが用意されています。

回路シミュレータや伝送線路シミュレータとのリンクにも、このコンポーネント ID を利用していますので、この ID が壊れるとシミュレーションも実行できません。また Protel 98 以前のツールで作成された回路図には、コンポーネント ID が含まれていませんので、古い回路図を再利用する場合には注意が必要です。

以下は旧「プロテル探検隊」の記事「古い回路図とUnique ID」の加筆/転載です。なお画像は 古い Protel 2004 の画面です。

設計に CAD が使われだいたころは、ボードレベルの設計を回路図エディタと PCBエディタの 2種類のツールだけで行っていました。しかしその後、アナログ/デジタル混在回路シミュレータや、伝送線路シミュレータなどのツールが使われるようになり、ひとつの CADツールにこれらの多くの機能が統合されるようになりました。

アルティムはこのような統合ツールの代表的なメーカーであり、Altium Designer では、現在ボードレベルの設計に必要とされるあらゆるツールが統合されています。そこでこれらのツール間の緊密かつ強固な連携が必要になり、 Protel 99 以降コンポーネントに Unique ID の属性が追加されました。

このID は、回路図作成時に自動的に付加されますので、新規に回路図を作成する場合には設計者がこの存在を意識する必要はありません。しかし、Protel 98 またはそれ以前の回路図エディタで作成された回路図読み込んで使用する場合には、この属性が含まれていませんのでリンクがうまくいきません。

例えば、伝送線路シミュレーションを行う場合には、[ Project ] - Component Links... コマンドを起動して、回路図とPCBとの間の部品データをリンクさせることが必要です。この際に Unique ID が利用されますが、このIDが無い古い Protel 回路図ではリンクを確立させることができません。

そこでこの場合、回路図エディタから[ Tools ] - Convert - Reset Conponent Unique IDs コマンドを起動して、 Unique ID を付加することが必要になります。

uid.jpg


この Conponent Unique IDは伝送線路シミュレーション以外にも利用されますので、古い回路図を読み込んだ場合には、必ずこのコマンドを起動するようにしましょう。

プライベートサーバー・ライセンスのセットアップについて

オンデマンドと比較すると、プライベートサーライセンスのセットアッップは若干複雑です。このため、セットアップに少々手間取っておられる方も多いようです。そこで最近いただいたご質問と、sの質問に対する回答をいくつかご紹介したいと思います。

Q1. .認証画面からAltiumLive にサインしましたが、使用可能なライセンス(Available Licenses)のところに何も表示されません。

サーバープログラムからサインインされましたでしょうか? プライベートサーバーの場合には、サーバープログラムからサインインして認証を行います。この手順は プライベートサーバー ライセンスの使用 で説明されています。なお、サーバー用のプログラムは Summer 09 用のものが利用できますので、すでにこれがインストールされている場合には、再インストールする必要はありません。

Q2. .サーバーはインターネットに接続されていませんが認証は可能ですか?

インターネットに接続されている別の PCで認証を行ってライセンスファイルを保存し、それをサーバーとして使用する PC にコピーすることにより、サーバーを稼動させることができます。また アカウントマネージャーを利用してライセンスファイルを取得 することもできます。

Q3. サーバー用のプログラムはインストール DVD のどこに入っていますか?

サーバー用のプログラムは DVD には入っていませんので、AltiumLive または ftp 経由でダウンロードすることが必要です。

Q4. サーバープログラムをインストールしたのですが、管理画面を開くためのアイコンがありません。

Windows 7、Windows Vista、 Windows Server(2003 or 2008)では タスクバー上にアイコンが表示されません。これらの OS を利用する場合の注意点が、こちらのドキュメント で説明されていますのでご覧ください。

Q5. サーバープログラムの認証画面から AltiumLive にログインしましたが、使用可能なライセンスが表示されません。

Altum Designer 10 のライセンスサーバー用プログラムは Summer 09 世代のものが使われていますので、デフォルトでは AltiumLive ではなく SUPPORTcenter に接続されます。従い AltiumLive を利用する場合には、接続先のサーバーを変更することが必要です。これについては こちらのドキュメント に説明があります。AltiumLive での場合は portal2、SUPPRTcenter の場合には portal1 に設定するように示されています。

altium_portal.png

Q6. ライセンスタイプの変更はできますか?

ライセンスタイプをオンデマンド/スタンドアロンに変更することもできますので、必要な場合にはお申し付けください。Altium Designer ではプライベートサーバー(フローティング)以外にもライセンスの共用が可能なオンデマンドライセンスが用意されており、共用する場合にも 2つの選択肢があります。少人数で共用する場合には、サーバー不要のオンデマンドタイプが便利です。

ライセンスサーバーのセットアップは、それほど頻繁に行うものではありませんので、手順を思い出せない事も多いと思います。そのような場合にはお気軽に support@anvil.co.jp までお気軽にお問合せください。

Altium Designer 10 のアップデート

Altium Designer 10 がアップデートされました。今回アップデートでは、今まで発生していた日本語の文字化けが解消されています。

アップデートのインストールは、DXP メニューから Plug-ins and updats コマンドを起動することによって行うことができます。

ad10up1104s.png


このアップデートにより、Summer 09 で保存された日本語データを正しく再現できるようになります。 また Altium Designer 10 で保存した日本語データを、Summer 09 で開いても文字化けすることはありません。

ただし、以前の Altium Designer 10 で保存したファイルを開くと文字化けします。 これは今回のアップデートによって、文字化けに対する対応が完了したことの証でです。

ad10jtxts.png

* 上記文字列のサンプルは、(有)オルグシステムズ様のサイトから引用させていただきました。

以前のリビジョンの Altium Designer 10 で保存したファイルは、同じ環境で開いた場には文字化けしませんが Summer 09 や 最新の Altium Designer 10 で開くと文字化けしますので 、Altium Designer 10 をお使いの場合には、必ず今回のアップデートをインストールしてください。

Altium Account Manager によるライセンスファイルの取得

Altium Account Manager ではユーザーアカウントとライセンスの管理のための多くの機能が備えられています。その中でも特に便利なのは、スタンドアロン用のライセンスファイルの取得機能です。

この機能は次のような場合に役立ちます。

  • Altium Designer の画面からアルティウムのサーバーへの接続がうまくいかない場合
    プロキシやファイアーウォールなどによって通信がブロックされ、My Account の画面でライセンス情報を取得できない場合には、この方法をご利用ください。
  • Web 経由での認証サービスが休止または停止された場合
    現在、Winter 09 緯線バージョンに対する Web 経由での認証尾サービスが停止されています。メール経由ライセンスファイルを取得することができますが、このアカウントマネージャを利用して入手することもできます。
  • Altium Designer 10 だけでなく、以前のバージョンも利用したい場合
    旧バージョンで作成された社内の設計データの再利用や、取引先との連携をスムーズに行うため、旧バージョンの Altium Designer を併用したい場合があります。このような場合、Altium Account Manager では旧バージョンのライセンスファイルが入手できるので大変便利です。

Altium Account Manager のアドレスは https://myaccount.altium.com/ です。また、この Altium Account Manager でのライセンスファイル取得の手順は以下のとおりです。

account_mani.png 

以上のように、大変便利なうえ操作も簡単ですので是非ともご利用ください。 

Altium wiki の新しい日本語ドキュメント

本日の時点で Altium Wiki に用意されている、Altioum Designer 10 日本語ドキュメントをご紹介します。リリース直後としてはかなり充実しているように思います。

インストールとセットアップ

新機能とコマンドの説明


これらは全て、Altium Designer 10 で実現された新機能の説明です。Altium Designer 10 の有効活用に、ぜひともこれらの日本語ドキュメントをお役立てください。

ライブラリがインストールされない

Altium Designer 10 をインストールした後のお問合せで最も多いのは、ライブラリはどこにあるの?というご質問です。

Altium Designer 10 では今までのように、ライブラリは自動的にインストールされませんので、別途にアルティウムのサイトからファイルをダウンロードしてインストールしなくてはなりません。このライブラリは Download Libraries からダウンロードできます。またリファレンスデザインはDownload Examples and Reference Designs からダウンロードできます。

Altium Designer 10 では、ユーザーが必要なものだけを選んでインストールするというしくみになっており、ライブラリやツールなどの全てが自動的にインストールされるわけでなありません。これについては インストールと管理システム に詳しく説明されています。

また、ライブラリなどのデザインデータはAltiumLive の Design Content からもダウンロードできます。

al_content.png


このページには、新しいデザインデータが定期的にアップされると書かれています。新しいライブラリをタイムリーに入手するためには、あまり間を置かず、こまめにチェックすることが必要です。

Altium Designer 10 と Summer 09 ライセンス

Altium Designer 10 の出荷が始まってから 10日あまり経ちました。今回は多くのユーザー様方に対して一斉に案内が配信されたこともあり、一度に多くのお問合せを頂きました。

そのお問合せのほとんどは、AltiumLiveでの手続き方法に関するものでしたが、いま使っている Summer 09 はどうなるの?というお問合せも、少なくありませんでした。いきなり Summer 09 が使えなくなるのではないか?と心配されている方が多いようです。

しかしご心配には及びません。Altium Designer 10 のライセンスは Summer 09 に対しても有効です。Summer 09 のプログラムをそのまま残しておき、新しくインストールした Altium Designer 10 と使い分けることができます。

出来立ての新バージョンでは、どうしても予期しない場面に遭遇しがちです。またファイルでデザインファイルをやり取りする相手とは同じバージョンを使いたいものです。このような場合のために、旧バージョンを併用できる環境は必要不可欠であると言えます。

また、最新の Summer 09 プログラムが SUPPORTcenter に用意されており、アップデート用の差分パッチだけでなく、フルインストールプログラムも入手できます。

s09_fullinst.png

これをダウンロードしてインストールすることにより Summer 09 をお持ちでない Altium Designer 10 の新規ユーザーであっても、この新旧 2つのバージョンの使い分けが可能になります。

いざという時には、この手が使えることを覚えておいて下さい。

PCBツールをお探しの皆様方へ

つい 2日前に、回路図エディターをお探し皆様方へ、という投稿をしたばかりですが、今回は PCBツールをお探しの皆様方へ、というタイトルで Altium Designer 拡張セット を PCB 設計者の皆様にお奨めしたいと思います。

とにかく Altium Designer はツールの統合化が進んでおり、拡張セットに至ってはアルティウムが保有している全てのツールが組み込まれている、と言っても過言ではありません。そしてその範囲は、ボードレベルの設計に留まらず FPGA のハードウェアと組み込みソフトの範囲にまで及んでいます。

Altium Designer 拡張セットはパワフルな PCB ツールに加え、デザインエントリーと PCB 設計の為の豊富な支援機能、及び FPGA 開発機能を備えている。

AD10_board_function.ai.png

要するに Altium Designer は、これひとつだけで何でもできるという便利なツールです。しかしこの「何でもできるツール」 であるが故に、Altium Designer に対して距離感を感じておられる PCB 設計者さんがおられるのも事実です。

よく Altium Designer に対して 「PCB設計しかしないのでそれ以外のツールは不要」とか、「1人で全部設するわけでなはないので、いくら機能が多くても使い切れない」という声を聞きます。おそらくこのような印象をお持ちの方々は、無駄な機能が数多く含まれている Altium Designer よりも、単体の PCB ツールを買ったほうが得とお考えになるのかもしれません。

しかし、このような方々にとっても、Altium Designer 拡張セット は最適なツールです 。

Altium Designer のPCB 設計機能は非常にパワフルであり、単体で販売されている他の PCB ツールの能力を越えるものです。 よって、もし PCB だけを使用しそれ以外の機能を全く使用しない、としてもその価値が失われることはありません。

また、統合ツールのメリットは、1台あれば1人でなんでもできるという事よりも、むしろ分業体制の中で、仕事の連携が容易に行えるとという事のほう大きいといえます。 特に PCB から設計上流(デザインエントリー)へのバックアノテーションや、FPGA ピンスワッピングの反映などが容易になることのメリットは大きいはずです。

さらに、(通常は別売りされてる)ツールが統合されていることによるメリットは、数多くあります。たとえば、伝送線路シミュレータが統合されたことによって、煩雑なデータのやり取り無しに配線の信号劣化を波形表示することができます。またガーバーエディターの統合により、ガーバーデータから PCB データへの変換(リバースエンジニアリング機能)を容易に行うことができます。

Altium Designer 拡張セット の価格は、税別 620,000円と非常に安価です。 PCB ツールとしても非常に高性能なうえに、統合ツールとしても数多くのメリットがあります。RCB ツールをお探しの場合には、単体の PCB ツールではなくこの Altium Designer 拡張セットを第一候補としてご検討ください。

回路図エディターをお探しの皆様方へ

回路設計の手法は日々多様化しています。しかしいつの時代においても回路設計者にとって回路図の作成を避けて通れない仕事であり、そのための道具として回路図エディターは必需品であり続けます。

このため回路設計者が仕事を始める場合にはまず、回路図エディターを用意しなくてはならないのですが、その際 Altium Designer の存在に気付かず、この優れた回路図作成ツールに辿り付かない場合も多いようです。 

Altium Designer 基本セット は豊富な回路図作成機能を備えていますが、シミュレーション機能や FPGA 開発機能を備えた統合ツールです。このため Altium Designer が回路図を描くという用途にピッタリのツールには見えないかも知れませんが、この Altium Designer 基本セット は、まぎれもなく最強の回路図作成ツールです。そして Altium Designer基本セット は非常に安価です。 回路図江ディターをお探しの場合には、ジャンルにとらわれず、ぜひとも Altium Designer をご検討ください。

Altium Designer 基本セットは最強の回路図エディターに加え、デザインエントリーに対する豊富な支援機能、及び FPGA 開発機能を備えている。

AD10_front_function.ai.png

また Altium Designer 基本セットは、単体の回路図エディターとして販売されている他の製品を、はるかにしのぐ多彩な能力を備えており、この Altium Designer を利用することにより以下のようなメリットが生まれます。

  • 回路図エディターとして販売されている単体の商品の回路図編集機能を、はるかに豊富な機能を備えており、正確で見やすい回路図を能率よく作成することができます。
  • アナログ/デジタル混在シミュレータを備えており、他のツールの力を借りずに回路検証ができます。
  • 回路図レベルの伝送電路シミュレータにより、信号劣化の予測が可能です。
  • FPGA のハードウェアとソフトウェア開発機能を備えており、ボードでベルと FPGA レベルの開発をこのツールひとつで行うことができます。
  • 基板外形やフットプリントの作成、PCB の部品配置、PCB ビューワ、ガーバービューワなどにより、PCB 設計プロセスとの連携が容易です。
  • 価格は131,000円(税別)に設定されており単体の回路図エディタよりも安価です。 このため容易に1人1台のツール環境を実現することができます。

最強の回路図編集機能を備えた統合ツール が131,000円で手に入る以上、 高価な単体の回路図エディターを選ぶ理由は見あたりません。回路図エディタをお探しの場合には、まず Altium Designer 基本セット をご検討ください。

Altium Designer 10 の動作環境

アルティウムのホームページで Altium Designer 10 の動作環境が公開されましたので転載いたします。

推奨システム要件(アルティウムがお奨めする動作環境)

  • Windows 7 32-bit又は 64-bit。(Windows Vista及びWindows XPでの動作もテスト済み)
  • Intel® Core™ 2 Duo/Quad 2.66 GHz、または、同等以上のプロセッサ
  • メモリ4 GByte
  • ハードディスクに10GB以上の空きスペース(インストール + ユーザ領域)
  • 1680x1050(ワイドスクリーン)、または1600x1200(比4:3)画面解像度 のデュアルモニタ環境
  • NVIDIA® GeForce® 80002 シリーズ、256 MB以上のグラフィックカード3または、同等以上のカード
  • USB2.0ポート(Nanoboard-NB2又はNanoBoard3000に接続する場合)
  • Adobe® Reader® 8またはそれ以上
  • DVDドライブ
  • インターネットに接続で出来る環境
  • Microsoft Excel(BOMテンプレート利用に必要)

グラフィック環境についての注意点
8500 GT、256mbでテストされています。また3Dビジュアライゼーションなどの優れたグラフィックエンジンをフル活用するには、グラフィックカードがDirectX 9.0c、Shader model 3をサポートしている必要があります。

最小システム要件(最低限必要な動作環境)

  • Windows XP SP2 Professional(Windows Vista及びWindows 7 32bit又は64-bit での動作もテスト済み)
  • Intel® Pentium™, 1.8 GHz、または同等以上のプロセッサ
  • メモリ2 GByte
  • ハードディスクに3.5GB以上の空きスペース(インストール + ユーザ領域)
  • メインモニタには画像解像度1280x1024画面解像度(デュアルモニタは強く推奨します。2台目のモニタは最低でも画面解像度1024x768)
  • NVIDIA® GeForce® 6000/7000シリーズ、128 MB以上のグラフィックカード2または、同等以上のカード
  • USB2.0ポート(Nanoboard-NB2又はNanoBoard3000に接続する場合)
  • Adobe® Reader® 8 またはそれ以上
  • DVDドライブ
  • インターネットに接続できる環境
  • Microsoft Excel(BOMテンプレート利用に必要)

グラフィック環境についての注意点
3Dビジュアライゼーションなどの優れたグラフィックエンジンを最大活用するには、グラフィックカードがDirectX 9.0c、Shader model 3をサポートしている必要があります。

グラフィックカードのパフォーマンス比較
フラフィックカードは欠かせないハードウェアであり、システムパフォーマンス及び安定性に大きく影響します。3D PCB設計の際のお客様のニーズと予算に見合うグラフィックカードを選ぶのに役立つように、パフォーマンス比較を行っています。正しく選ぶと全体のパフォーマンスが向上し、GUIの反応が遅くなるなど設計時の障害になる原因も少なく出来ます。Altium Designerの3D PCB及び回路エディタはDirectX 9.0cに最適化されています。そのため、同世代のいわゆる「ワークステーション用」のグラフィックカードは、いわゆる「ゲーム用」グラフィックカードに比べると比較的に動きが遅く感じられます。弊社ではワークステーション用グラフィックカードよりゲーム用のものを推奨します。

FPGA 設計に必要なインストール
FPGA設計を行う際、3rdパーティツールのインストールが条件となります。それぞれのFPGAベンダーからダウンロードできます。Altium Designerがサポートしているベンダーツール及びデバイスの一覧はコミュニティの項目から見れます。

以上はアルティウムのホームページからの転載ですが、最小構成はぎりぎり動くという環境が示されている訳ではなく、この環境でも大きな不満なしに尾使えいただけるのではないか?という印象をもっています。しかしメモリについては動作速度だけでなくシステムの安定性に影響しますので、多めに搭載されたほうが良いと思います。

もし、インストールを予定している PC が非力な場合には、一度トライアルプログラム(試用版・評価版)をインストールしてお試しになることをお奨めします。

動作環境その他に関するお問合せ、及びトライアルライセンスのご請求は フォーム または info@anvil.co.jp まで。

Altium Designer Release 10 とバージョン管理システム

Altium Designer Release 10 の発売まであと 6日を切りました。アルティウムジャパンに、リリース準備の進捗状況を確認したところ、順調に進んでいるとのことです。
このリリースにより長く続いた Summer 09 は今月で終わり、いよいよ来月からは Release 10 を皆様に紹介しなくてはなりません。

そこでその準備のため、Release 10 専用サイト に用意されている デモビデオのページ をのぞいてみることにしました。

r10video.png

まず、 ズラリと並んだタイトル画像に圧倒されます。この画面を見るだけでも Release 10 の新機能の充実ぶりと、アルティウムの意気込みが伝わってきます。皆様にも、これらのタイトル画像にひと通り目を通し、興味を感じたものからから順にビデオをご覧になることをお奨めします。

また Release 10 の数ある新機能の中で特に注目しなければならないものとして、Enterprise Vault Seiver という新しいストレージシステムによるデザインデータベースマネージメント機能があります。この機能に対しては複数のビデオが用意されています。また 複数の設計者が1枚のPCB を設計できる、共同設計機能も見逃すことはできません。

これらの新機能は、バージョンコントロールシステムをベースに実現されています。そしてRelease 10 にはバージョンコントロールシステムとして、現在主流になっている Subversion の機能が組み込まれています。

これらの新機能を使いこなすために、バージョンコントロールシステムの概念と構造について、いくらかの知識が必要になってくるかもしれません。 そこで、そのSubversion をインストールして。それがどのようなものなのか試してみました。

Subversion についてはプログラムを無料で簡単に入手することができ、情報も豊富に提供されています。また日本語環境も充実しているということもあり、わりと間r単に動かすことができました。 以下にこの要点を、かいつまんでお伝えしますので興味のある方はお試しください。

バージョンコントロールシステムのトレンド
バージョンコントロールシステムはCVS から Subversuin (SVN)への移行が進み現在ではこの Subversuin が主流になっている。

Subversuin の入手
http://subversion.tigris.org/servlets/ProjectDocumentList?folderID=91  Setup-Subversion-1.6.5.msi をダウンロード。

クライアントプログラム TortioseSVN の入手
http://tortoisesvn.net/downloads.html から 32ビット版 または 64ビット版 をダウンロード。加えて日本後ランゲージパック 32ビット版 または 64ビット版 をダウンロード。Windows 7 64 ビット環境で使用しますので、64ビット版をインストールしました。なお 32ビット版はインストールできませんでした。 このランゲージパックには充実した内容の日本語ヘルプドキュメントが付いています。このドキュメントには機能説明だけでなくチュートリアルも含まれています。インストールされたあと、まずこれをご覧になることをお奨めします。 

リポリトジとワークディレクトリの間で相互に情報をやり取り
Subversion ではリポリトジというディレクトリを作成しここで全てのデータを管理します。しかしここにはデザインファイルを直接書き込ます、ワークデイレクトリを用意してここで作業を行います。作業を始める前に、checkout コマンドで リポリトジからワークデイレクトリにデータを移して作業を行い、作業が終れば commit コマンドによりデータをリポリトジに戻します。

Altium Designer Release 10 の場合
はじめから Subversion の機能が組み込まれていますので、別途にSubversion をインストールする必要はありません。また Altium Dsugner はSubversion クライアントとして動作し、コマンドの発行は自動化されていますので、Subversion の存在を意識することなく、Altium Designer の機能の一部としてこのバージョン管理機能を利用することができるはずです。

SUPPORTcenter Credential の用途

Altium Designer のライセンスを取得するための手段として SUPPORTcenter Credential の要点をお伝えしたばかりですが、更にこの SUPPORTcenter Credential により、以下のサービスにアクセスすることができます。

ライセンス管理 (Altium アカウント マネージャ) https://myaccount.altium.com/
SUPPORTcenter Credential を使ってこのサイトサインインすると、ご購入いただいたライセンスとそのユーザーと管理者に関する情報が表示され、その内容確認と修正が可能です。ユーザーや管理者の新規登録はできません。また一般の利用者に対しては権限に制限が加えられて管理者(オーナー)よりも編集範囲が狭められています。詳細はこちらに説明がありますのでご覧ください。
http://wiki.altium.com/pages/viewpage.action?pageId=12125652

アップグレード手続き https://summer09upgrade.altium.com/
新バージョンへの移行の際にはアップグレード確認画面にアクセスして手続きを行う必要があります。SUPPORTcenter Credential でこのサイトサインインしここで新バージョンに切り替えない限り、新バージョンが有効になりません。この詳細は以下で説明されていますのでご覧ください。
http://jono.jp/altium/2010/04/altium-designer-30.html

サポート情報の提供とファイルのダウンロード http://www.altium.com/SUPPORTcenter/
SUPPORTcenter にサインインし、サポート情報の入手と新旧バージョンのプログラムのダウンロードが可能です。その内容と利用方法については以下に説明がありますのでご覧ください。
http://designer-info.net/viewtopic.php?f=18&t=119

おそらく今後さらに、SUPPORTcenter Credential を利用して提供されるサービスが増えるのではないかと思いますが、まずはこれらのサービスを有効にご利用下さい。

Altium Designer の SUPPORTcenter Credential

すでに Altium Designer をすでにお使いの方はご存知だと思いますが、Altium Designer を使用するためには、SUPPORTcenter Credential(サポートセンター・クレデンシャル)の取得が必要です。

SUPPORTcenter という名前なのでつい、単なるサポートサイトへのログイン情報だと勘違いしてしまいがちですが、実はこれはライセンスの認証時に無くてならない大変重要なものです。ちょうど金庫に収められているライセンスを取り出すための鍵のような役目を果すものであり、これが無いと Altium Designer を全く使用できません。

このように SUPPORTcenter Credential はきわめて重要なものですが、残念ながらまだ周知が行き届いていないようですのでここであらためて要点をお伝えします。

Altium Designer 購入時、ライセンスに関連付けられた SUPPORTcenter Credential が届きます 
Altium Designer 購入時には、発注時に登録されたライセンスの所有者に対して、新たに SUPPORTcenter Credential が発行され e^mail で送られてきます。 ID(ユーザー名)はメールアドレスです。トライアルライセンスの取得時や以前のライセセンス購入時に発行済みの場合には再発行は行われず、ライセセンスとの関連付けだけが行われます。

Altium Designer 利用者全員の SUPPORTcenter Credenteial が必要です
基本的には利用者のそれぞれが自分自身の SUPPORTcenter Credential でサインインしてライセンスを取得する仕組みになっています。このためライセンスの購入時に発行される管理者のSUPPORTcenter Credential だけでなく、一般の利用者の分も必要なので、できるだけ早い段階でお申込みください。一般の使用者の場合には、以前にトライアルライセンス取得時に発行済みの場合でも、正規ライセンスとの関連付けが必要がありますので、新しく購入したライセンスを使用する場合には必ずSUPPORTcenter Credential を再申請してください。またユーザーごとに SUPPORTcenter Credential を取得せず、管理者のものを共用することもできますが、権限の管理などの面で問題が生じると思います。また別の方法として、使用者グループを代表するするメールアドレスを用意して SUPPORTcenter Credential を取得し、これを全員で共用するという方法もあります。

SUPPORTcenter Credenteial の パスワードを忘れた場合
 すでに入手済みの SUPPORTcenter Credential のパスワードを忘れてしまった場合には、Altium Designer のアカウント画面から、パスワードの再発行コマンドを起動することのより、再発行することができます。

reset_pass1.png


また、SUPPORTcenter のログイン画面 の"Forgot your password?" により再発行することもできます。
reset_pass2.png

なお、以前に取得したかどうかが分からないという場合にも、これらのコマンドを起動してみるとよいでしょう。以前に取得したころがあるのであればコマンドが処理され、新しいパスワードが送られてきます。 

SUPPORTcenter Credenteial を入力してもアカウントマネージャにサインインできない時には
アカウントマネージャーを提供しているサーバーやネットワークのコンディションによっては、サインインがうまくいかないないこともあります。アルティウムではこのような障害を回避するために、複数のサーバーを用いてこのサービスを提供しています。もしアカウントマネージャーにつながりにくいという場合には、以下の管理画面に設定されているサーバーの順序を入れ替えることにより、症状が改善される場合があります。

account_server.png 

A;tium Designer の柔軟なライセンスタイプはこの SUPPORTcenter Credential によlって支えられています。 非常に過ぎれたシステムですが少々分かりにくい万もありますので、最初は少し手間取るかも知れません。なおこの SUPPORTcenter Credential み関するご質問や取得申請は support@anvil.co.jp にてお受けしておりますので、お気軽にお問合せ下さい。

Altium Designer インストールプログラムの入手

Altium Designerを利用する場合にはまず、PC へのプログラムのインストールが必要です。このインストールプログラムは、ライセンスを購入した際には DVD によって提供されますが、これ以外の方法で、インストールプログラムを入手ることもできます。

そこで今回はその入手方法を一通りご紹介したいと思います。

ライセンスに付属している正規のイントール DVD

Altium Designer を購入すると、ライセンスと一緒にインストール DVD が届きます。この DVD には、サーバー用プログラムを含め Altium Designer を利用するために必要な全てのプログラムとデータが格納されています。通常はこの DVD を使ってプログラムをインストールします。

デモ用 DVD (Altium TV)

導入検討中の方々のためにデモ用の DVD が用意されており、この中には機能を紹介するデモビデオだけでなく、トライアルライセンスをお試しいただくためのインストールプログラムが格納されています。すでに何度も説明させていただいているとおり、Altium Designer の場合はトライアル(試用)版と製品版のプログラムは同じものですので、この DVD を使って製品版ライセンスを利用するためのプログラムをインストールすることができます。

難点としては、DVD のアップデートが少ないので、最新のリビジョンがタイムリーに反映されないという点と、プライベートサーバー(フローティングライセンス)用のプログラムが入っていないという点があげられます。

トライアルライセンス請求ページからのダウンロード

トライアルライセンス請求ページからインストールプログラムをダウンロードすることができます。一回の操作でインストール DVD と同じ内容のものをダウンロードでき、入手に手間取ることはありません。最新のリビジョンもタイムリーに反映されます。製品を買って頂いた後に「トライアル用のサイトからプログラムを入手してください」というのも少しヘンな話で申し訳ないのですが、この方法は一番手っ取り早くてお奨めです。

FTPサイトからのダウンロード

FTP サイトからもインストールプログラムをダウンロードすることができます。内容は正規のインストール DVD トライアルサイトに置かれているものと同じです。ただしこのサイトへのログイン情報は非公開ですので、ライセンスの納品の際に個々にご案内させていただいております。

SUPPORTcenter からダウンロード

SUPPORTcenterからもインストールプログラムをダウンロードすることができます。ここには最新のバージョンだけでなく以前のバージョンインストールプログラムも置かれています。SUPPORTcenter からはざまざまなさポート情報が提供されていますので、他の方法でインストールプログラムを入手された場合でも、一度このサイトの内容を確認しておかれることを奨めします。

Altium Designer の正規 DVD とデモ DVD は、ご請求いただければ無償でお送りすることができます。ただし在庫切れの場合にはお待ちいただく場合があります。また、ダウンロードの場合には、いつでも最新のリビジョンのプログラムを入手できますので、可能な限りダウンロードをご利用になるようお奨めしております。

PADS で設計された PCB と回路図の読み込み

CAD ツールはその編集機能によって設計者の作業を支援するだけでなく、データの再利用と受け渡しを、容易かつ正確に行うことができるという大きなメリットがあります。しかしそのためには CAD ファイルのフォーマットの互換性が確保されなくてはなりませんが、Altium Deisgner ではこの点に対しても十分な配慮が行われています。

回路図ファイルに対しては前の記事でも紹介したように、OrCAD に対する互換性が確保されており、OrCAD との間で容易にデータの受け渡しを行ったり、既存のOrCAD データを再利用したりすることができます。

そして PCB ファイルに対しては、PCB 設計の分野で幅広く普及している、PADS  PCB データの読み込みがサポートされています。

Altium Designer では、PADS PowerPCB V1, V1.1, V1.5, V2, V3.0, V3.5, V4.0, V5.0 のファイルフォーマットがサポートされており、 Basic Unit で Ascii 出力された PCB ファイルの読み込みが可能です。

2011年 6月 30日追記; V2007.0 と V9 回路図とPCBデザイン、回路図ライブラリ、PCBライブラリのサポートが追加されました。

Altium Designer で PADS ファイルの読み込みが始まると、以下のようなレーヤの割付画面(Layers Mapping)が現れ PADS の各層のデータを、Altium Designer のどの層に読み込むかということを自由に設定することができます。

レーヤの割付け設定画面

pads_import.png


また、PCB だけでく PADS Logic で描かれた回路図を読み込むことができます。サポートされているバージョンは、、Version 2005.0、2005.2、および Power Logic Version 5.2 です。

PADS ファイルの読み込みはWizard により簡単に行うことができます。もし回路と PCB の両方とも PADS で設計されていれば、プロジェクトを構成する複数の回路図と PCB を一度に読み込むことができます。

また、回路図はOrCADで PCB はPADS という組み合わせの場合でも同様に、プロジェクト単位での読み込みが可能です。 この場合、OrCAD の回路図シンボルリとPADS の PCB フットプリントから自動的に Altium Designer の統合ライブラリを作成することができます。

これらの機能は以下で詳しく説明されていますので是非ともご覧下さい。
PADS Layout や OrCAD captureからAltium Designerに移行

以上、ご質問や見積依頼などについては お問合せフォーム  またはinfo@anvil.co.jp まで。

OrCAD は Cadence Design Systems, Inc. の登録商標です。PADS は Mentor Graphics Corporation の登録商標です。  

OrCAD で作成された回路図や PCBデータの読み込み

回路図江エディタの業界標準は何ですか?と聞かれれば、20 年前なら OrCAD、10 年前なら Protel、と迷わずお答えしていたと思います。そして今同じことを聞かれたら、すかさず  Altium です!と胸を張ってお答えしたいところではありますが、なかなかそうとは言い難い歯がゆい現実があります。

巷には OrCAD で書かれた回路図やシンボルライブラリが氾濫しています。また回路図を描くだけなら OrCAD で充分という判断で、OrCAD を使い続けておられる方や、新たに OrCAD を導入される方々がまだ数多くおられることも事実です。そしてその数はおそらく Altium Designer のユーザー数よりも多と思われます。

従って OrCAD との共存は避けて通れない課題であり、 少なくとも OrCAD で作成された回路図やライブラリを Altium で利用できなくてはなりません。また、OrCAD ユーザーの中にはAltium Designer の統合環境への移行を計画されている方も多く、OrCAD との共存を図るにせよ移行するにせよ、OrCAD 互換の必要性は日増しに高まっています。

このため、Altium Designer にはOrCAD 回路図ファイルの読込み機能が備えられており、OrCAD Capture の *.DSN で保存された回路図ファイルをそのまま読み込むことができます。

今販売中の Altium Designer Summer 09 ではOrCAD Capture のファイルバージョン 10.x (およびそれ以前)で保存されたファイルの読み込みをサポートしています。 アルティウムの Wiki サイト では「OrCAD Capture 10.x やそれ以降のバージョンで保存された *.DSN ファイルをサポートしている」と説明されており、ファイルフォーマットが変更されていない限りそれ以後のバージョンで作成された回路図も読み込めます。また、あまり積極的には紹介されていませんが、Altium Designer で作成した回路図をOrCAD Capture のファーマットで(*.DSN)で保存することができます。

さらに Altium Designer では OrCAD Layout で作成した PCB レイアウトファイルを読み込むことができます。OrCAD Layout のユーザーの数はそれほど多くはないと思われますが、 OrCAD Layout の販売終了によってその重要性は高まっています。 

A;toim Dsigner ではこれらの OrCAD ファイルの読み込みのために Wizard が用意されており簡単な操作で、プロジェクトを構成している複数のファイルを、関連性を保ったままま一度に読み込むことができます。

左の OrCAD プロジェクトが右のように Altium Designer に読み込まれる。

orcad_wizard.png

このように、Altium Designerで は OrCAD ファイルとの互換性は万全です。

Altium Designer は きわめて豊富な機能が一体化された新世代の統合ツールであり、開発/設計の効率を飛躍的に高めることができます。OrCAD ユーザーの方々も是非とも導入をご検討ください。

なお、ご質問や見積依頼などについては お問合せフォーム  または info@anvil.co.jp にて承っていますので、お気軽にお申し付けください。

OrCAD、OrCAD Capture、OrCAD Layout はCadence Design Systems, Inc. の登録商標です。

Altium Designer 内蔵シミュレータの活用

Altium Designer はボードレベル設計用のシミュレータとして、アナログデジタル混在シミュレータと、伝送線路シミュレータを内蔵しています。

この 2つのツールの能力はいずれも、ハイエンドツールと比較すると見劣りするものであはありますが、回路図エディタや PCB レイアウトツールと一体化されているため簡単に使えます。普通に書かれた回路図や PCB から、ボタン一つで波形が表示されるとという操作性には、ハイエンドツールでは得難い便利さがあります。

また、統合化により回路図とシミュレータとの館でのデータのやり取りが不要ですので、何度も回路や定数を調整しながらシミュレーションを反復するような場合にも手間取ることはありません。

そこで皆様にこれらのツールをもっと利用していただけるよう、機能や使用法方を解説したドキュメントとを紹介したいと思います。

アナログデジタル混在シミュレータの日本語チュートリアル

アナログデジタル混在シミュレータの英文チュートリアルとリファレンス

伝送線路シミュレータの日本語チュートリアル

伝送線路シミュレータの英文チュートリアルとリファレンス

このように、探してみると多くのドキュメントが見つかるのですが、残念なことにそのほとんどが英文です。しかし一通りの使い方は、日本語化されているチュートリアルでカバーされているので、不明点が出てきたときにだけ英文資料を利用するというような方法で、なんとかなるのではないかと思います。 

Altium Designer と他社製シミュレータとの連携

Altium Designer は回路設計全域をカバーする きわめて広範囲なツールを一体化した統合ツールです。多くの場合、デザインエントリーから CAM 出力までの作業を、他のツールの力を借りることなく、すべてこれ 1台でこなすことができます。しかし実際に使い始めると他のツールとの連携が必要な場合も出てきます。

たとえば、社内や取引先で他社製の回路図エディターや PCB レイアウトツールが使用されている場合には、これらのツールとの連携が必要になります。また、すでに導入済みの自動配線ツールやシミュレーターを利用したい場合もあります。

このような場合のために Altium Designer は多くの種類のトランスレータを備えており、他社製品で作成したデータを自動的に変換して読み込んだり、また逆に Altium Designer で作成したデータを他社製品で読込み可能なフォーマットに変換して保存することができます。

Altium Designer では 他機種で作成されたデータの読込  他機種フォーマットでの書き出し で紹介されているとおり、非常に多くの他社フォーマットに対応しています。この中で特にお問合せの多い OrCAD と PADS の読込機能については、OrCAD と PADS ファイルの読込み でご紹介しておりますが、今回は他社製シミュレータ用のデータの書き出し機能をご紹介したいと思います。

まず、アルティウムがシミュレーションとの連携機能を重視する背景として、シミュレーション対する広範囲な要望に対して、Altium Designer だけでは対応しきれないという事情があります。 

例えば、EMC 解析や熱解析、電源ノイズ解析(パワーインテグリティ)などの解析ツールは Altium Designer には含まれていませんので、他社のツールを利用することが必要になります。また、高性能なポイントツールとして実績のあるハイエンドツールを使用したい場合や、持ち合わせのツールを利用したい場合があります。さらに、取引先との間でシミュレーション結果の相関を取るために、使用するツールが指定される場合があります。

このような用途のために Altium Designer には、以下のシミュレータ用のデータの書き出し機能が用意されています。

HyperLynx シミュレーションツール
Altium Designer から HyperLynx の hyp フォーマットて保存することができます。このため Altium Designer で設計した PCB の伝送線路解析やEMC 解析を特別な変換作業なしにHyperLynx て行うことができます。

Ansoft HFSS™ 高周波3次元電磁界解析ツール * Release 10 より
Ansoft HFSS™ のファイルフォーマットで Altium Designer の PCB データを保存できます。これによりマイクロ波応用回路の分野で業界標準して利用されている高周波3次元電磁界解析ツール Ansoft HFSS™ を特別な変換作業なしに利用することができます。

SiSoft Quantum-SI™ 伝送線路シミュレータ * Release 10 より
SiSoft Quantum-SI™ のファイルフォーマットで Altium Designer の PCB データを保存できます。高性能な伝送線路シミュレータ Quantum-SI を特別な変換作業なしに利用することができます。 

さらに Altium Designer ではCADENCE社の オートルータ SPECCTRA 用の dsn フォーマットでPCB データを語損できます。この dsn フォーマットは、CADENCE 社以外でも多くのシミュレータメーカが PCB ツールとのインターフェイスに使用しています。この dsn フォーマットを解して以下のシミュレータが利用できます。

パワーインテグリティ Sigrity
SPECCTRA .dsn フォーマットを介してパワーインテグリティ Sigrity を Altium Designer 用のシミュレータとして使用できます。パワーインテグリティ Sigrity については概要 機能 システム仕様 ドキュメント をご覧下さい。

EMI抑制支援ツール DEMITASNX
SPECCTRA .dsn フォーマットを介して、EMI抑制支援ツール DEMITASNX を利用することができます。

このほかにも SPECCTRA .dsn フォーマットでやり取りができるシミュレータがいくつかあるはずですので、シミュレータを多用される場合には探してみると良いと思います。

以上のように Altium Designer は、万全の外部シミュレータ利用環境を提供しています。

CADENCE、 SPECCTRA は Cadence Design Systems, Inc. の登録商標です。

ドングルはありますか? Altium Designer のコピープロテクト

ソフトウェアの売り手側にとってコピープロテクトは必要不可欠なものですが、ソフトウェアの使い勝手に大きく影響し、時にはユーザの皆様にご迷惑をおかけすることもあります。

Windows 版の CAD が普及し始めたころは、このコピープロテクトの手段は、ドングルと呼ばれるハードウェアキーが主流でした。このため今でも時々、Altium Designer にはドングルがありますか?というy問合せをいただくことがあります。もちらん今の Altium Designer にはドングルはありませんのでそのようにお答えするわけですが、このあたりで一度 Protel / Altium Designer のコピープロテクトの手段の変遷を振り返ってみたいと思います。

Adovanced Schematic / PCB 1.x 以前
パラレルポートに装着するタイプのドングルによってコピープロテクトされていた。当時のPC-9801 シリーズに対してはプログラム自体の互換性はあったが、ドングルが接続できなかったのでそのままでは使えなかった。

Adovanced Schematic / PCB 2.x から Protel 98 まで
コピープロテクト自体が廃止されドングルも無くなった。 アクセスコードさえ正しく入力すれば、プログラムを使用することができ、大変使い勝手がよくなった。また今まで、ドングルによって互換性が損なわれていた PC-9801 シリーズでも使用できるようになった。そしてアルティウム(プロテル)は以下のようなシールを作って、コピープロテクトの廃止を大々的に宣伝した。このころからプロテルの快進撃が始まった。

go_keyless.png

Protel 99、Protel 99 SE
Protel 98 と同様、アクセスコードの入力だけで使用できたが、ネットワークがサポートされ、契約数以上のライセンスが稼動していないかどうか、チェックされるようになった。Protel 99 のプログラム自体はフローティング仕様で作られていた。もちろんドングルによるコピープロテクトは行われていない。

Protel DXP から Altium Desigmer Winter 09 まで
インターネット経由でのライセンス認証システムが導入された。Altium Designer がインストールされたPC の、ハードウェアコンフィギュレーションを検出してキーファイルを発行することにより、特定のPCでしか動かないように制限がかけられた。スタンドアロンとフロ^ティングの 2種類のライセンすタイプが用意された。

Summer 09 以降
Protel DXP 以降の認証システムに改良が加えられた。ライセンスファイルの機種依存性は無くなりライセンスの可搬性が向上した。また、インターネット経由で常時ライセンスの配信を受ける、オンデマンドライセンスが新に追加された。

以上のように振り返ってみると、ライセンス管理システムがメジャーアップグレードのたびに改良され、現在では非常に使い勝手の良いものに進化しています。ただ、ライセンス認証が必要になり、インストール後にすこしややこしい手続きが必要になりました。また新しいライセンス認証システムはインターネット環境に依存した作りになっていますので、インターネットに接続されていない環境では、裏技的な手続きが要求されます。 

複数の Altium Designer を併用する場合のライセンス形態

Altium Designer の 3種類のライセンスタイプ と Altium Designer のライセンスタイプを選ぶ でライセンスタイプについての説明を行ってきましたが、複数のライセンスを併用する場合には、もうひとつの選択肢があります。

たとえば、スタンドアロンライセンスは、1台の PC に対して 1ライセンスが提供される形態ですので、例外なく 1つのライセンスキー(シリアル番号)に対して 1 ライセンスが提供されるという形態のものしか存在しません。しかし、オンデマンドライセンスとプライベートサーバーライセンスの場合には、1つのライセンスキーに対して複数のライセンスの発行するという形態のものが存在します。

このため、たとえば 2 ライセンスの Altium Designer が必要という場合には、1つのライセンスキー(シリアル番号)に対して 2 ライセンスが提供される形態のものを 1つ購入するか、1つのライセンスキーに対して 1 ライセンスが提供されるものを 2 つ購入するかの、いずれかを選択することができます。この場合、それぞれにメリットとデメリットがあります。

1 シリアル 2 ライセンスの場合

ライセンス選択画面に使用可能なライセンスとして、 1 つしかリストされませんので、このリストさえ選択しておけば、購入したライセンス数(2ライセンス)の範囲でのライセンスの利用が可能になります。しかし、2ライセンスが 1 本にまとめられている形ですので、保守契約やアップグレードの際には、2ライセンス同時に購入することが必要になります。またオンデマンドライセンスの場合、スタンドアロンライセンスへの切替を自分で行う事ができず、アルティウムへの依頼が必要になります。

1 シリアル 1 ライセンスが 2 つの場合

ライセンス選択画面に使用可能なライセンスとして、 2 つリストされます。この場合にはユーザー自身がリスト表示を確認して、空いている(他のユーザが使っていない)ライセンスを選ばなくてはなりません。しかし、1 ライセンスずつバラバラに提供されているので、1ライセンスごとに保守や、アップグイレードを購入することができます。またオンデマンドライセンスの場合、スタンドアロンライセンスへの切替を自分で行うことができます。

このように2つの形態は一長一短です。ユーザー様からの指定が無い場合、プライベートサーバーの場合には、複数のライセンスを1 つのシリアルにまとめてお届けしています。またオンデマンドの場合には、1 シリアル 1 ライセンスの形態でお届けしています。ただし、オンデマンドの場合でも、複数ライセンスを 1シリアルにまとめたプライベートサーバーからアップグレードされる場合には、複数のライセンスを 1つのシリアルにまとめてお届けしています。

いずれにせよ、ご指定どおりの形態でお届けできますので、事前にご相談ください。 

Altium Designer のライセンスタイプを選ぶ

前回の記事で Altium Desiogner の3種類ライセンスタイプ の概要をお伝えしましたが、ここでは、それぞれの特徴と選び方についてアドバイスさせていただきたいと思います。

スタンドアロン(ノードロック)
認証をを終えた後は、インターネットにも LAN にも接続できない環境で使用できますので、社外への持ち出しが容易です。ただし、1台の PC だけでしか使用が許可されていませんので、複数の PC やユーザーの間でライセンスを使いまわすという用途には向きません。なおこのライセンスは、インストール後にオンデマンドタイプに自分で切り替えることができます。

オンデマンド
基本的には認証後にもインターネットへの接続が必要ですが、ローミングモードに切り替えることによりインターネットに接続できない環境でも使用できます。もちろん LAN はの接続は不要ですので、社外への持ち出しが容易です。また これはインターネット上に設置されたライセンスサーバからライセンスを受け取るシステムですので、複数の PC やユーザの間でのライセンスの共有が容易です。なお 1 User のオンデマンドライセンスの場合には、インストール後、自分でスタンドアロンに切り替えることができますので、1 User の場合には、オンデマンドとスタンドアロンに実質的な違いはありません。

プライベートサーバー(フローティング)
認証時以外は、インターネットへの接続は不要ですが、 LAN とLAN 上へのライセンスサーバの設置が必要です。このため、Altium Designer を社外に持ち出して使用すのは困難です。またイレギュラーな用法として、1台の PC にライセンスサーバープログラムを共存させ、LAN もライセンスサーバもない環境で使用することもできます。このプライベートサーバーライセンスは複数のライセンスを多数のユーザーで共有したい場合に最適です。なおこのプライベートサーバーライセンスからスタンドアロン/オンデマンドへの切替えは、アルティウムに依頼しないとできません。なおプライベートサーバーライセンスについては、Private Server ライセンスの特徴 でもう少し詳し説明されていますので、あわせてご覧下さい。

さてどれを選ぶか?
3種類のライセンスがどのようなものかわかったところで、どれを選べばよいのか?ということになります。そこで、それぞれの特徴を一覧表にしてみました。

ライセンスタイプ ライセンス共有 社外での使用 サーバーPC
スタンドアロン 困難 容易 不要
オンデマンド 容易 容易 不要
プライベートサーバー 容易 困難 必要

 この表を見るとすぐに、一般的な用途においてはオンデマンドが最適であることがわかります。多人数での運用やインターネットへの接続ができない環境で使用する場合以外はまず、オンデマンドライセンスを第一候補として検討されてはいかがでしょうか? 

ライセンスタイプの選択にあたっては Altium Designer の 3種類のライセンスタイプ Private Server ライセンスの特徴 スタンドアロンとネットワーク が参考になると思います。また購入後に変更することも可能(現在のところ無料)ですので、もし運用中に不便が生じた場合にはご相談ください。

Altium Designer の 3種類のライセンスタイプ

通常 CAD ソフトウェアでは、スタンドアロン(ノードロック)とネットワーク(フローティング)の 2種類のライセンスタイプが用意されていますが、Altium Designer ではこの2種類に加え「オンデマンド」という新しい種類のライセンスタイプが用意されており購入時に選択することができできます。     

このオンデマンドライセンスは、Altium Designer を社外に持ち出して使用する場合に大変便利です。

オンデマンドライセンスはフローティングライセンスのように、ライセンスサーバーからライセンスを取得します。しかし社内のLAN上に用意されたライセンスサーバからではなく、インターネット上に設置されているライセンスサーバーからライセンスを取得します。このため Altium Designer を社外に持ち出す必要がある場合にも、インターネットにさえ接続できれば、どこででも使用することができます。

基本的には、オンデマンドライセンスの場合、Altium Designer を稼働状態に保つために、常時インターネットに接続されていることが必要です。しかしオンデマンドライセンスには本来のオンデマンドモードの他に、一定の期間を設定し、その期間内であればオフライン状態でも Altium Designer のライセンスを保持することができる、ローミングモードが備えられています。

このローミングモードを使用すれば、従来のスタンドアロンライセンスと全く同じようにオフラインで使用することができ、インターネット環境の無いところにでも、Altium Designer を持ち出せます。またこのオンデマンドモードとローミングモードは、いつでも切り替えられますので、状況に応じて柔軟に使い分けることができます。

さらに、オンデマンドライセンスとスタンドアロンライセンスをユーザが任意に切替えられ、オンデマンドライセンスを選んでも、状況に応じて容易にスタンドアロンライセンスに移行することができます。またその逆も可能です。ただし、複数ユーザーのオンデマンドライセンスから、スタンドアロンライセンスに移行することはできません。

このように、Altium Designer では、オンデマンドライセンスの追加により、非常に効率よくライセンスを使い回すことができます。

ad_lic.jpg

しかしこの Altium Designer ライセンスシステムでは、最低 1回はインターネットに接続しなければなりません。このライセンスシステムでは、インターネット上に存在するアルティウム アカウントマネージャによって、ライセンスが管理されています。このためローカルな環境での運用が前提のスタンドアロンやプライベートサーバであっても認証の際には必ずインターネットに接続し、このアカウントマネージャにサインインすることが必要です。

しかし、もし Altium Designer(もしくはライセンスサーバー)がインストールされている PC がどうしてもインターネットに接続できない場合には、インターネットに接続されている他の PC を使ってアクティベーションを行い、取得したライセンスファイルを目的の PC にコピーすることによって、インターネットに接続できない PC でも Altium Designer を稼動させることができます。さらに、これもうまくいかない場合には、アルティウムが、ライセンスファイルの取得を代行します。

以上が、Altium Designer のライセンスタイプの概要です。Summer 09 で新しく追加されたオンデマンドライセンスの利用により、今まで課題となっていた Altium Designer の持ち出しを容易に行うことができます。

なお、これらのライセンスタイプ変更は購入後に変更することができます。スタンドアロンとオンデマンドは、アルティウムに依頼しなくても自分でできますので費用はかかりません。またフローティング(プライベートサーバー)とオンデマンドの切替はアルティウムに依頼しないとできませんが、いまのところこれも無料です。

それぞれのライセンスタイプの特徴を理解して、購入前に最適なライセンスタイプを選ぶことが大切ですが、もし選択を誤っても後で変更できますので、それほど心配しなくてもダイジョーブです。

一人にしておくのは勿体ない - Altium Designer で設計分担

Altium Designer は極めて多くの機能を備えており、しかもそれらの機能は一体化されています。そしてこれらのツールは、デザインエントリーから CAM 出力までの一連の開発プロセスの全域をカバーしており、さらにその範囲はボードレベルだけでなく FPGA のハードとソフト開発の分野にまで及んでいます。 Altium Designer への入り口

FPGA のハードとソフト開発を含め、デザインエントリーから CAM 出力までの開発をすべて一人で行うスーパーエンジニアにとっては、これさえあれば何でもできる最高のツールです。しかし実際の開発現場ではたいてい、開発フロセスは複数のエンジニアによって分担されています。 日本ではこれが普通です。特に企業規模が大きくなるほどその傾向は顕著です。

このため、極度に統合が進んでいる Altium Designer の導入を躊躇される方々もおられるようですが、これは誤りです。どのように設計を分担しても、データの一貫性を保つことができる Altium Designer は設計分担に最適なツールです。そこで私どもは Altium Designer を 「複数のエンジニアによる設計分担のためのツール」と位置づけて、設計分担があたりまえの日本の皆様にお奨めすべきだと考えています。

しかし、Altium Designer を無条件に 「複数のエンジニアによる設計分担のためのツール」として位置付けるには若干の無理があります。

Altium Designer ではすべての機能に対して一つのライセンスが発行されています。このため 一人が回路図を書き始めれば、PCB や FPGA 機能などの他の機能がすべてふさがってしまい、複数のエンジニアが個々の機能を使いまわすことはできません。よって Altium Designer を 「複数のエンジニアによる設計分担のためのツール」としてご利用いただくためには、ライセンスの追加が必要になります。

そこで今回は、Altium Designer 拡張セットをお使い(または導入予定)の方々に、Altium Designer のライセンスの追加によってどのような、設計分担と連携が可能になるかを、あらためてご紹介したいと思います。

Altium Designer 拡張セットに 基本セット ライセンスを追加する

通常の電子機器開発の現場では、PCB 設計と回路設計の担当者が分かれており、PCB 設計者の数よりも回路設計者の数のほうが多いのが一般的です。このような現場でのライセンス不足に対してはまず、基本セットライセンスの追加をお奨めします。

基本セットにはPCB の基板外形作成やPCB 部品の配置機能が含まれています。すなわち、PCB の配線を行う直前までの作業ができます。このため、回路設計者が主要な部品の配置までを行い、その後の作業を PCB 設計者に任せるという分担が可能です。また基本セットではAltium Designer の PCB ファイルを読み込んで表示させることができますので、設計が終った PCB ファイルが意図どおりに出来上がっているかを精密にチェックすることができます。

またもし、OrCAD などの他社製品で回路図を作成されている場合には、基本セットのライセンスを追加して Altium Designer に移行することにより、回路変更を行った場合にも簡単に回路図とPCB データの整合をとることができ、ECO ファイルのやり取りなどのわずらわしい作業は一切必要なくなります。

また FPGA 開発を他社ツールで行われている場合にも、基本セットのライセンスを追加して Altium Designer に移行されることをお奨めします。この場合、PCB 設計中に行われた IO ピンの入れ替えを簡単なコマンド操作で FPGA 設計にバックアノテートすることができ、わずらわしい手作業での書き換えやファイルのやり取りは必要なくなります。

Altium Designer 拡張セットに 拡張セット ライセンスを追加する

開発が進み実装設計の段階に入ると、PCB 設計ツールの使用頻度が高まります。フロントエンドの回路設計ツールの使用頻度が高い場合にも、PCB 付の拡張セットライセンスを追加することにより、実装設計段階でのボトルネックを解消することができます。拡張セットの追加により PCB 設計のオ?バーフロフローを外注委託せず、社内の Altium Designer で吸収することにより、回路設計と PCB 設計の間の緊密な連携を保つことが可能になります。

さらに、Altium Designer Release 10 では、1 枚の PCB を複数の設計者が共同設計するための機能が追加されます。拡張セットライセンスを追加することにより、この新機能を利用して 1 枚の基板を幾つかのパートに分け、複数の設計者で設計を分担して行うことができるようになります。

では Altium Designer は分業に最適 Altium Designer で設計を分担 もあわせてご覧いただき、複数のライセンスの組み合わせによる効率的な運用をご検討ください。

Altium Designerの日本語環境

Altium Designer は日本語に対応していますか?というお問合せを良くいただきます。答えはもちろん 「YES」 ですが日本語対応といってもいろいろな要素がありますので、ここであらためてご説明いたします。

まず画面表示については、メニューとダイアログボックスの日本語化が完了しています。ただし、デフォルトが英語設定になっていますので、インストール直後は英語表示のままであり、インストールの後、設定を変更することにより日本語の表示が可能になります。また一度日本語に説邸しても、必要な場合にはいつでも英語表示に戻すことができます。

また、回路図および PCB レイアウト上への日本語の入力も可能です。日本語の入力専用のフォントは用意されておらず TrueType フォントを使用します。なお、PCB 上に日本語を配置した場合には古い標準ガーバーでは出力することができません。今となっては極めて稀なケースだとは思いますが、もしまだ標準ガーバーでのやり取りが要求される場合には、外部のツールを用いて日本語を挿入することが必要です。

当然、部品表などのドキュメントにも日本語を使用することができます。CAD ツーの全域にわたり TrueType が使用しますので、ワープロや表計算などのアプリケーションと同様に、手軽に日本語を入力することができます。

では、日本語表示への切り替え手順を説明します。

まず Altium Designer を起動し メニューバー左はしの [DXP] メニューから Preferences コマンドを選びます。これにより Preferences DXP System Generalダイアログボックスが表示されますのでこの中のLocalizationグループの Use localized resorces にチェックを入れることによって行います。設定はこれだけですが、Altium Designer をリスタートが必要です。これが終ると画面が日本語に切りかわります。

set_jp1.png


また、設定画面にはSystem Fontの設定項目があり、これを設定することにより画面表示に使用するフォントを選ぶことができます。しかし日本語表示にはこの設定変更は必要なく、変更すると見にくくなることが多いので触らないほうが良いと思います。

画面を日本語表示に切り替えるだけであればこれで終わりですが、回路図や PCB で日本語を使用する場合には、以下のように使用するフォントを日本語フォントに切り替えなくてはなりません。

フォント属性を持ったテキストオブジェクト
デフォルトは英語フォントに設定されていますので、そのまま日本語を入力すると文字化けします。この場合、テキスト入力時にダイアログボックスを開き、日本語フォントに設定することにより日本語を巣用することができるようになります。

set_jp2.png 

また、[DXP] >> Preferences >> Schematic >> Default Primitives(回路図の場合)[DXP] >> Preferences >> PCB Editor >> Default Primitives(PCBの場合)使用するフォントのデフォルトを日本語ファントに切り替えることができます。これによりテキスト入力のたびに日本語フォントを指定するという無駄な作業が不要になります。なお、日本語画面に切替後 "Preferences"コマンドは「プリファレンス」と表示されます。

フォント属性を持たないテキストオブジェクト
回路図シンボルの端子名やネット名はフォント属性を持っていません。これらのテキストオブジェクトに日本語を使用する場合には、Document Options(ドキュメントオプション)ダイアログボックにあるフォント設定を日本語フォントに切り替える必要があります。

この切替えを行う場合、まず[Design] >> Document Options を選びます。そして表示されたた Document Optionsダイアログボックス上の Change Syustem Font ボタンを押して日本語フォントを指定します。なお画面が日本語の場合には [デザイン >> ドキュメントオプション - システムフォントを変更] となります。

set_jp3.png


また、回路図上のタイトルブロックの記入項目に日本語を使用する場合には、テンプレートファイルの該当部分に日本語フォントが指定されていなくてはなりません。

これらの設定により Altium Designer 上での日本語の利用が可能になります。ただし、ヘルプのドキュメントは日本語に翻訳されていませんので、上記の設定後も日本語にはなりません。

Altium Designer の機能

このカテゴリには Altium Designer の機能と使い方 に関する記事が集められています。「アルティウムの情報箱」の「Altium Designerの機能/用法 」の続編になります。

以下は、旧アルティウム情報箱の記事へのリンクです。 こちらも合わせtご利用ください。なお古い記事の説明は、最新の Altium Designer の絹と異なる場合がありますのでご注意ください。

Altium Designerのネットリスト出力  ・Altium Designer のアップグレード  ・Private Server ライセンスの特徴  ・回路図シンボルとフットプリント  ・Windows 7 64 ビットで試しました  ・アセンブリーバリアント  ・Altium Designerのデザインサンプル  ・Summer 09 のセットアップ  ・Summer 09 の新機能と改良点  ・Summer 09 のライセンスタイプ 

CAM エディタでネガポジ変換  ・Altium Designer は難しい?  ・OrCAD と PADS ファイルの読込み  ・ロゴデータの貼り付け - 続編  ・ロゴデータの貼り付け  ・Altium Designer の動作環境  ・Altium Dsigner を初期化する  ・他機種フォーマットでの書き出し  ・他機種で作成されたデータの読込  ・データのやり取り、小技いろいろ 

ライブラリ編集機能の不足を補う  ・Winter 09 デザインルールの拡張  ・Altium Designer Winter 09   ・シグナルハーネスで繋ぐ - 続編  ・シグナルハーネスで繋ぐ  ・一覧表形式による編集機能  ・SPACE キーで部品が回転しない  ・ネット名が競合した場合の処理  ・Protel ユーザの為の傾向と対策  ・ライブラリの共有と管理 

Device Sheet / デバイスシート  ・BGA 引き出し配線  ・Altium Designerの基板外形  ・Altium Designer の初期化  ・ジャンパーのサポート  ・Altium Designer 6.9  ・CAMtastic の活用  ・CAMtastic の操作性  ・Altium Designerでガーバ編集  ・Altium Designer のベタ塗り

Altium Designer の部品表  ・Altium Designer のレポート  ・Altium Designer 6.8 続編 2  ・Altium Designer 6.8 の続編  ・Altium Designer の自動配線  ・古い回路図とUnique ID  ・3D-CAD との連携  ・グローバルチェンジが無い  ・ネットリストが読み込めない  ・Room が邪魔なときには...

ライセンスのあれとこれ  ・スタンドアロンとネットワーク  ・回路図ライブラリを使い回す  ・他社のツールを併用する  ・外部データベースとの連携  ・カスタマイズのお奨め  ・PADS 回路図の読込み  ・OrCAD Capture との互換性  ・Altium Designer のライセンス管理  ・Altium を出先に持ち出す 

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